シュレディンガーの妻は元気か(1) バンブーC

中島沙帆子(著者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2008/08/16
• JAN: 9784812468616

商品レビュー

2012/02/11

うーん

正直この本はかなり怖かった。

理性人間っていうか、本当この旦那は機械みたいだ。
空気読めなかったり、直感に頼らなかったり、きちんと説明書読んだり。
それはまだいい。

でも、妻の顔しか見分けられなかったり、従兄弟の名前を知らなかったり、キャンプをいたまで経っても立てられなかったりっていうのはなあ。

これじゃ人間として破綻してるとまではいかないけど、人間として大部欠けていると思う。

第一本当にこの旦那は妻のことを愛してるのだろうか。
妻への愛が全く書かれていないのが何よりも怖かった。

この旦那のモデルは作者の実の旦那らしいが、実際はちゃんと愛があることを願う。

2011/02/17

「シュレディンガー」のタイトルに釣られて購入。
今、流行っている「理系ボーイ」のお話。

超理系で、超変わり者のダンナさんと、普通の感覚の持ち主の奥さんのお話を４コマ漫画で展開。

ウチは相方が工学部出身。
私は化学専攻（中退したけど＾＾；）。
つまり、両方とも理系。

長いこと、相方の方が理系っぽいと思っていたが、本書を読んで、奥さんよりダンナさんに共感する部分が多かった・・・。
喜ぶべき？　嘆くべき？

着るものなんて何だっていいじゃん。
休みの日に出かけるより、家で本読んでる方が好きで悪い？
知識が偏っていて、いけないのかぁ～！
ちゃんと生きていけてるし・・・。たぶん（苦笑）。

でも、このダンナさんよりは空気は読めるし、普通の会話もできるからご安心を（誰に向かって言ってるのかは不明）。

２巻の最後で２人の結婚のなれそめを知って、なるほど！と納得。
読んでる間、ずっと不思議だったんだよね。
なんで結婚に至ったのか。
解決、解決♪

「シュレディンガーの猫は元気か」と「くらやみの速さはどれくらい」をAmazonのカートに入れてしまった私はやはり変わり者？
（両書とも、コミック中に出てくる本です）

2010/07/23

理詰めの旦那と直感に生きる妻のかみ合わない物語。
これが実生活を元にしているというのだから面白いし恐ろしい。
アクセントになっている科学知識が全て正しく、高度なレベルで展開されている。
理系出身の私だが、専門分野とかすっている部分に触れた時の面白さと言ったら・・・。
物理/化学/生物/数学と畑を問わず、理系出身者には真にオススメ。

※最近理系クンのエッセイ漫画が多数出ておりちょっとしたブームになっているようだが、間違いなく今作は最高峰に位置する一冊であることは間違い無い。