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読書教育実践史研究
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学芸図書 |
発売年月日 | 1997/04/01 |
JAN | 9784761602932 |
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読書教育実践史研究
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近代日本の読書教育史を概観してくれるガイドブック的な研究書。読書教育に関心のある国語科教員/学校司書にお薦めの一冊。 個人的に、短いテキストを全員で何時間もかけて精読する学習よりも、生徒が自由に本を選んで読んでいく教育に関心がある。現在の国語科の授業では読書教育は(授業時間を確...
近代日本の読書教育史を概観してくれるガイドブック的な研究書。読書教育に関心のある国語科教員/学校司書にお薦めの一冊。 個人的に、短いテキストを全員で何時間もかけて精読する学習よりも、生徒が自由に本を選んで読んでいく教育に関心がある。現在の国語科の授業では読書教育は(授業時間を確保されていないという意味で)ほとんど重視されていないが、過去においてはどうだったのか、という興味で本書を手に取った。 読んでみると驚いた。大正期の自由教育以降の日本で、個別自由読書をはじめとした様々な読書教育があり、そこでは現在その必要性が声高に主張されている調べる力や評価する力などにも関わる先駆的な試みがある。いま「新しい」と見られている問題もずいぶん前にすでに語られていて、しかもそのことを自分が全然知らなかったのだ。自分の不勉強も恥ずかしいし、きちんと歴史を押さえておくことは基本だなと痛感した。 この本の一番の長所は、それぞれの時代を代表する実践を、その当時の資料からの引用をふんだんに用いて紹介しているところ。そのため、この本から元々の資料へたどりつくための「読書教育のブックガイド」という役割を果たしてくれる。 著者の増田信一氏自身も読書教育に関わってきた実践者であり、しかもその父・増田三良氏も読書教育実践者という背景があるせいか、それらの資料の論評部分にはかなり思い入れたっぷりの主観的な記述が目立つが、それは承知で割り引いて読めばいいこと。たくさんの引用を活用すれば、読書教育の歴史をたどる本として、かなり参考になる一冊だと思う。
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