![孫子 新装版(下) 講談社文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001595/0015957242LL.jpg)
- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-07-02
孫子 新装版(下) 講談社文庫
![孫子 新装版(下) 講談社文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001595/0015957242LL.jpg)
定価 ¥607
330円 定価より277円(45%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/07/14 |
JAN | 9784062760676 |
- 書籍
- 文庫
孫子 新装版(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
孫子 新装版(下)
¥330
在庫なし
商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
下巻の主人公は、上巻の主人公の孫武の子孫である孫臏。「膝きりの刑」の意味である「臏」であるが、「孫繽」が足を切られて自嘲気味に「孫臏」を名乗るという作者の設定の工夫はお見事。後半は自らの嫉妬心で孫品の足を切った龐涓への復讐譚だが、復讐するマン伍子胥の陰湿なそれとは対照的にカラリと...
下巻の主人公は、上巻の主人公の孫武の子孫である孫臏。「膝きりの刑」の意味である「臏」であるが、「孫繽」が足を切られて自嘲気味に「孫臏」を名乗るという作者の設定の工夫はお見事。後半は自らの嫉妬心で孫品の足を切った龐涓への復讐譚だが、復讐するマン伍子胥の陰湿なそれとは対照的にカラリと描いており、クライマックスの馬陵の戦いまで手に汗握る展開であった。また、あとがきで孫武実在説を初めて知った。
Posted by
上巻の方がいわゆる孫子その人に関する小説だが、小説としては下巻の方が物語として一貫したが流れがありずっと面白かった。 解説と上巻の前置きを改めて読んでみるとその理由が理解できるような気がする。原典に十分な記述がない孫武と、それよりは逸話が多く残っている孫臏の違いであり、歴史を大き...
上巻の方がいわゆる孫子その人に関する小説だが、小説としては下巻の方が物語として一貫したが流れがありずっと面白かった。 解説と上巻の前置きを改めて読んでみるとその理由が理解できるような気がする。原典に十分な記述がない孫武と、それよりは逸話が多く残っている孫臏の違いであり、歴史を大きく変えてまで小説を創作するものではないという著者の姿勢によるものであろう。 なかには歴史的事実を顧みない歴史小説もあったりするが、個人的にはこうした姿勢の方が好感が持てる。 さて、それはさておき、孫子の兵法の実践として面白い小説だった。
Posted by
孫武が活躍した時代から150年後、彼の孫(まだ後の子孫の説も)である孫びんの話です。 子ども時代は勉学にまったく興味もなく、遊び惚けていた孫びんですが、のちに友人となるほう涓(ほうけん)の影響で、兵法に目覚めていきます。 時が経ち、魏につかえ大将軍となったほう涓を訪ねた孫びんは、...
孫武が活躍した時代から150年後、彼の孫(まだ後の子孫の説も)である孫びんの話です。 子ども時代は勉学にまったく興味もなく、遊び惚けていた孫びんですが、のちに友人となるほう涓(ほうけん)の影響で、兵法に目覚めていきます。 時が経ち、魏につかえ大将軍となったほう涓を訪ねた孫びんは、彼の才能に嫉妬したほう涓に、陥れられてしまいます。 かつての朋友への復讐、兵法家としての意地を賭けた戦いが始まります。 「兵学者と兵法家とは違うのかな」 「ちがいますとも。兵学者とは古来の兵法をよく誦(そら)んじ、古今の戦史をよく知り、兵制の変遷などを研究している者です。しかし、単にそれだけの人々です。兵法家は、機に臨み、変変に応じて、最も適当した戦術の案出が出来るなら、古人の兵法など知らんでもよいのです。もちろん、古人の兵法を知っていてもよろしい、古今の戦史に通じていてもかまわない。ただ、それを実際に応用するにあたっては、独自の機略をもって自在の運用をしなければならないのです。それが兵法家です」 ー 220ページ
Posted by