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踊る夜光怪人 名探偵夢水清志郎事件ノート 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/07/15 |
JAN | 9784062761048 |
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踊る夜光怪人
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商品レビュー
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評価 サプライズ ★☆☆☆☆ 熱中度 ★★☆☆☆ インパクト ★★☆☆☆ キャラクター★★★☆☆ 読後感 ★★★★☆ 希少価値 ★☆☆☆☆ 総合評価 ★★☆☆☆ サプライズ ★☆☆☆☆ ジュベナイル小説だし,仕方ないかもしれないがサプライズはない。夜光仮面が水野住職というのは何の驚きもない。最後の夢水教授の企み(川をきれいにする)も驚きとはいえない。 熱中度 ★★☆☆☆ キャラクターがそこそこ生き生きしているのと,ユーモアがある文体で楽しく読めなくはない。それでもストーリーが稚拙なのでそこまで熱中してよめない。仕方ないんだけど。 インパクト ★★☆☆☆ インパクトもない。ジュベナイル小説なんだから,せめてインパクトがほしかった。暗号解読と宝さがしというプロットが地味。夜光怪人も地味。解決も地味。教授の企み(川をきれいにする)も地味 キャラクター★★★☆☆ キャラクターだけはしっかりかけている。ひと昔前のアニメのノリだがそれなりに生き生きしている。 読後感 ★★★★☆ ジュベナイルだけあって読後感はよい。軽く読めて読後さわやかなのは捨てがたい魅力 希少価値 ★☆☆☆☆ 特に希少価値はない。 総合評価 ★★☆☆☆ ジュベナイル小説ということもあり,サプライズもインパクトもない。キャラクターはそれなりに生き生き描かれており,軽く読めて読後感がさわやか。寝る前やら通勤時間やらに軽く読む小説だろう。ジュベナイル小説である程度何でもアリなので,もう少し荒唐無稽な話にしてインパクトのある話にして欲しかったところはある。シリーズ数作目なので仕方がないのか。★2で。 〇 メモ 総生島事件の報酬の1千万円の小切手の隠し場所を示した暗号は「イスの上」。夢水は,この暗号を解く(イスのうえ→あしの下→スリッパの裏)。 夜光怪人の噂。宗造という若者の昔話。錬金術の見世物のトリックで金を稼ぐ。最後は黄金の仏像を作る。 虹斎寺の住職の娘の千秋から父の様子がおかしいから調べてほしいとの依頼を受け,中井麗一が捜査開始 亜依達は独自に捜査をして,夜光怪人を見る。 虹斎寺で謎解き。千秋の父である水野一人から暗号が示される。水野一人は「…キガチガウガシカタガナイ」とつぶやく。また,「コウダヨシサルが知っている」という言葉を伝える。 翌日の捜査。中井麗一は,コウダヨシサルが「甲田由申」だと言う。この暗号を解くことで,縦にならんでいる地蔵のところに地下への扉が開く。 学校での謎解き。大イチョウの謎を解いて地下への入り口を見付ける。地下に入り,夜光怪人を見付ける。 暗号の手掛かりが「1メートル33センチ3ミリ」→4尺4寸,「1メートル21センチ2ミリ」→4尺なので鍵は4。いろはで4ずらして暗号を解く。夏祭りの夜だけほこらの中で黄金の仏像が見つかるという。夜光怪人の正体は水野一人。「…キガチガウガシカタガナイ」は「レイキガチガウガシカタガナイ」で「冷気」と「霊気」が違うという意味だった。 夏祭りでの騒動。夜光怪人から犯行予告がある。多数の夜光怪人が現れる。夜光怪人は川に黄金の仏像を落として死んだように見えた。 夢水教授は夜光怪人が水野住職であることを隠したまま夜光怪人の姿を消す工作を行った。その中で黄金の仏像が川に沈んだように見せかけ,川底がさらわれるように工作した。その結果川に鮎が戻った。本物の仏像は虹斎寺で水野住職が管理している。 夢水清志郎 元大学教授の論理学者。名探偵 岩崎亜依 ヒロイン。長女。文芸部 岩崎真依 三つ子。次女。陸上部 岩崎芽依 三つ子。三女。星占い同好会 虹北学園 ヒロイン達が通う高校
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虹北学園は、もうすぐ夏休み。 のんびりと過ごす真衣・美衣に対し、 亜衣は所属する文芸部の締め切りに追われて忙しい。 その文芸部部長の片桐から、妖術師と呼ばれた男と、 男がこの地方のどこかに隠した黄金の仏像の話を聞く亜衣。 そして、後輩の千秋の実家、虹斎寺に伝わる奇妙な暗...
虹北学園は、もうすぐ夏休み。 のんびりと過ごす真衣・美衣に対し、 亜衣は所属する文芸部の締め切りに追われて忙しい。 その文芸部部長の片桐から、妖術師と呼ばれた男と、 男がこの地方のどこかに隠した黄金の仏像の話を聞く亜衣。 そして、後輩の千秋の実家、虹斎寺に伝わる奇妙な暗号が、 その黄金の仏像の隠し場所に関係があることも判明。 暗号を解けば黄金の仏像のありかがわかるのだが、 頼みの綱の教授は相変わらずぐうたらしていて なかなか本腰を入れてくれそうにない。 一方、亜衣たちの通う学園の近辺では 謎の夜光怪人が何度か目撃され、話題になっていた。 果たして夜光怪人の正体は? 妖術師の隠した黄金の仏像のありかは? 謎が解けたという教授は、 大勢の人を集めて果たして何をするつもりなのか? 名探偵夢水清志郎シリーズ第5弾。 5作目の夢水シリーズだが、 今回の舞台は2作目以来となる虹北学園。 そのため、謎解きよりも、主人公の亜衣と レーチこと中井麗一の“青春”の描写がやや多め。 今回はミステリとしては少し弱い。 シンプルであるという点では3作目に近いか。 これでもかこれでもかと謎が詰め込まれていた 2作目や4作目に比べると、地味な印象は拭えない。 また、今回のメインの謎である暗号というのも、 読者をひきつけるのが難しい素材だと言えよう。 パズルを解くのは嫌いではないが、 パズルを解きたくてミステリを読んでいるわけではない。 なぜなら、パズルの解答というのは 読んで面白いものではないからである。 パズルはあくまで解いていく過程が面白いのであって、 どう解くかを説明されても普通は面白くないのだ。 そう、そして、暗号というのはただのパズルなのである。 これはごく個人的な感想であって、 暗号の出てくるミステリがお好きな方もきっと多いはず。 暗号の出てくるミステリでも、面白いものは確かにあるし。 というわけで、ミステリ部分は多少見劣りしていたし、 全体的に展開がゆるやかで地味な作品だったが、 まとまりは良く、それなりに楽しめた。 もちろん、次も読みます。
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シリーズ5作目の本書は今までで一番面白かったですダ・ヴィンチ12月号にはやみねかおる特集が組まれていますが氏の書棚が圧巻です。(写真が小さいのが残念)
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