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ぎざ耳ウサギの冒険 シートン動物記 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/07/25 |
JAN | 9784087605587 |
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ぎざ耳ウサギの冒険
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
4話収録。『ギザ耳ウサギの冒険』時には我が子を蹴飛ばして叱る厳しくも温かいモリー母さん。冷たい川の中で力尽きていく最期が辛い。 『黒いくりげ』人を背に乗せないどころか時には仮病を使う賢いじゃじゃ馬。さっさと逃げていく場面は痛快。人間がなんでも飼いならせると思うのは大間違い。 『あぶく坊や』クマと戦える程強くなってもリゼットの指笛で飛んできて両手を差し出すあぶく坊やが憎めない。クマの命さえ奪えるほど強いとは猪って結構危ないのだな。 『ビリー』一気に英雄になったビリーだがその後もちゃんと活躍できたのだろうか。
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入院中に同室の方から借りた作品。 有名な小説だけど、初めて読んで動物の描写が凄いなと思った。意外と読みやすい。 ●ぎざ耳ウサギの冒険 大蛇に子ウサギのぎざ坊が襲われる描写がけっこう生生しい。犬への仕打ちもなかなか…。母ウサギから子ウサギへ生きるための術を教えるため訓練をするシーンがあるが、この母親はウサギの中でもとても聡明(?)なウサギなんだなぁと思った。野バラの茂みや水は友達、とあってなるほどと思った。母ウサギモリーの最期が悲しい。 ●黒いくり毛 黒いくり毛のじゃじゃ馬っぷりがすごい。でも最終的には自由になれたようで良かった。この話は他と比べ短編だからか特に可もなく不可もなく。 ●あぶく坊や[すごく長い] 子ども時代のあぶく坊やから大人になり、家族を得て守るべきものができたイノシシの人生譚。けっこう残虐な描写あり。人間との関わり合いのシーンもイノシシならではといったところ。背中を掻いて、や、両の前足のおめかしとして黒ずみを塗ってもらう描写がかわいい。 因縁の熊との死闘も文章ながら迫力が伝わってきて、とてもハラハラする。 ●ビリー おばかさんな子犬から立派な猟犬となった話。 やってきたブルドッグの老犬オールドサンダーへの仕打ちがひどい。クマの顔に襲いかかったビリーすごい!ブルドッグの最期はまぁ自業自得かな、と。犬同士の階級?と、奔放なビリーのギャップ加減がまた良い。
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シートン動物記の三冊目。 いのしし=レイザーバックの生き生きした活躍が見物の「あぶく坊」や、バカ犬ビリーの素敵なお話「ビリー」が個人的にはツボでした。 シートンの本はどれも毛色が少しずつ異なりながらも、読者の心をつかんではなさない何かを持っているような気がします。
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