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増補 書を読んで羊を失う 平凡社ライブラリー644
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2008/07/10 |
JAN | 9784582766448 |
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増補 書を読んで羊を失う
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
▼残念ながら東京赤坂キャンパス図書館ではごらんいただけない図書です▼ ▽大川キャンパスには所蔵があります(取り寄せ可能)▽ https://opac.iuhw.ac.jp/Okawa/opac/Holding_list?rgtn=7809570 <小畠秀吾先生コメント> 折に触...
▼残念ながら東京赤坂キャンパス図書館ではごらんいただけない図書です▼ ▽大川キャンパスには所蔵があります(取り寄せ可能)▽ https://opac.iuhw.ac.jp/Okawa/opac/Holding_list?rgtn=7809570 <小畠秀吾先生コメント> 折に触れて読み返す本があります。本に関するエッセイ集『書を読んで羊を失う』は私にとってのそんな一冊。博識をひけらかすことなく和洋中の書物から縦横にエピソードを拾い集め、軽やかにひとつのテーマに織り上げる。文章は実に高雅。くさくさした気分のときには何よりの清涼剤。p.128に引用されている鈴木桃野『反故のうらがき』の「尾崎狐第一」のエピソードは、加害者臨床に携わる私がしばしば味わった苦い経験でもあります。 <BOOKデータ> 和本に挟まれた一片の枯葉―。それは紙魚を防ぐものであるだけではなく、旧蔵者の溢れる蔵書愛を物語るものであった…。読書にまつわる様々な話を辿るうちに、人間と書物のつき合いという、魅惑のドラマが立ち上がってくる。
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なんて書けばこの本の面白さが伝わるのだろうか。東西古今の数多の文献をもとに、文人・学者・書物のこと・読書・その他雑多なことを縦横無尽に論じる。日本だと江戸時代、明治時代のことが多いが、その時代の人物・風景がまざまざと目に浮かんでくる。世の中には、面白いことがいろいろあるものだ。読...
なんて書けばこの本の面白さが伝わるのだろうか。東西古今の数多の文献をもとに、文人・学者・書物のこと・読書・その他雑多なことを縦横無尽に論じる。日本だと江戸時代、明治時代のことが多いが、その時代の人物・風景がまざまざと目に浮かんでくる。世の中には、面白いことがいろいろあるものだ。読書の喜びこれに極まれり。 紙魚を防ぐ銀杏・朝顔の葉、和洋のページのめくり方の違い、文人たちの出会いとすれ違い、唐代のミステリー、伊藤仁斎・東涯親子、筆名と異名、武蔵流秘書、ウィリアム・アダムスを乗せたオランダ船の船尾に飾られていたエラスムス像の行方、黙読、精読、多読、蔵書印、本占い、記憶術、怪談、匂いガラス、浮世離れした儒者たち、近視、翻案、盲目、夢で作った漢詩、寺田寅彦の丘の上の洋館、シンデレラの変貌、記憶違い、日本橋ーなどが取り上げられている。 伊藤仁斎・東涯親子の凄さと愉快さと言ったらない。エラスムス像が仏像として拝まれていたなんて。シンデレラの原型はすでに紀元前から中国にあったこと、日本橋を旅立つときは橋板の3枚目から、なんて知っていた?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古今東西、(今はないか?)よくこれだけの本を読んでいるな、と。和綴じの本なんて、一生読まないでしょう、普通。で、そんな知識をうまくつなげること。博覧強記とはこのことだ、と思う。
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