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徒然草を読む 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/01/01 |
JAN | 9784004201854 |
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徒然草を読む
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
学術的なことが書いてあるし、昔の本だから文体もかたい。本文を引用しながら“いつ頃書かれたのか”などを解説しているので、教科書で読まなかった部分も読める。
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『徒然草』の成立過程とその思想の変遷をリンクさせて解説している本です。 西尾実によって『徒然草』はおおよそ第三十段あたりを境に第一部と第二部に分けられるという説が提出されたのにつづき、松本新八郎によっておおよそ第二百段を境に第二部と第三部を区別する説が示されたことを著者は紹介し...
『徒然草』の成立過程とその思想の変遷をリンクさせて解説している本です。 西尾実によって『徒然草』はおおよそ第三十段あたりを境に第一部と第二部に分けられるという説が提出されたのにつづき、松本新八郎によっておおよそ第二百段を境に第二部と第三部を区別する説が示されたことを著者は紹介しています。本書は、この二つの説にもとづきながら、とくに鎌倉末期の南北朝の動乱の時代において、兼好がその無常観にもとづく思想を構築していった過程と、その後の新しい時代状況に対して積極的にこたえることができなくなっていった過程を、それぞれ第二部と第三部の思想を読み解きつつ説明しています。 専門研究の成果を踏まえつつ、『徒然草』の魅力をわかりやすいことばで一般の読者に解説している本で、新書にふさわしい内容だと感じました。
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永積安明の『徒然草』の読みは、定説にそったものである。特に目新しい事柄は記述されていない。氏の主眼点は中世文学の文学史的な評価である。氏は『徒然草』と『平家物語』を比較して、『平家物語』をよりすぐれた作品と評価した。『徒然草』が虚構であるという説には、何も触れてはいない。
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