データを武器にする 勝つための統計学

渡辺啓太【著】

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2013/08/31
• JAN: 9784478025406

商品レビュー

2019/09/23

ビジネスにおいては
情報収集、分析、戦略立案は重要です。

スポーツの世界でも
勝つために、もはやデータ分析は
必要不可欠となっています。

本日ご紹介する本は、
全日本女子バレーボールチームの
情報戦略担当アナリストによる
データを武器にするためのノウハウを紹介した１冊。

ポイントは
「役割の認識」

アナリストの役割は、チームが勝つために、
有益な情報を意思決定者に戦略的に提供すること。

提供する情報は意思決定者にとって有益なものでなければなりません。
そのためには、リーダーが何をもとめているのかを
理解することが重要。
自分にとってのベストが、他人にとってのベストとは限りません。

「客観的」

自分勝手ではないデータ作りが大切。

現場の情報を整理して伝える。
ほんとうに必要なことだけをまとめる。

ほんとうに必要なことを整理するには”客観”がポイント。
立場を変え、いろいろな視点で見ることが重要です。

「差分」

勝つためには、世界一の部門を増やすこと。
それには、まずは世界一を知ること。
そして、世界との差を具体的にし、差分を認識すること。

日々の練習は現実と目標のギャップを埋めるために行うもの。
ビジネスにもあてはまる考え方です。

「継続」

データは継続して取り、蓄積してこそ価値があります。

必要なタイミングで、必要な情報が出てくることが重要。
常に蛇口の直前まで水はきていて、ひねるとすぐ出てくるように。

過去の蓄積、継続性がものを言います

事前の情報収集、分析の重要さがわかる一冊です。
ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
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はっきりとしたイメージを持ったもらうには、文字情報より画像。
アウトプットに関しては、相手の感覚を最優先する
足で稼いだ数字は、数字の奥に背景や感情、空気感が見えてくる
不利な要素を武器に変えてしまおう
名前付けも「第三者がみてもわかる」ことを意識する
アナリストの仕事は時間との勝負。分析時間の確保がデータの質向上につながる
質の高い準備には、それなりの準備期間が必要
データは常に変化し、チームは常に進化する
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◆目次◆
第1章 データは伝え方がすべて
第2章 数字より大切なもの
第3章 データは質で勝負せよ
第4章 情報戦を制するには
第5章 データで人を動かす
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2017/08/29

バレーボールの話で終始しており、統計学については殆ど触れていなかった。
スポットでデータの使い方や、一部統計学の基礎部分（平均値の罠等）が乗っていたものの、既知の情報ばかりで参考にはならなかった。

行動
・情報、データの整理は第三者にとってもわかりやすいかどうかを基準に行う

2017/05/10

学んだ事:
データの使い方
見る相手に合わせてつくる。
視覚に訴える資料つくり。
ポジティブサンドイッチで共感を高める。
A4サイズにデータをまとめる
モチベーションをあげるためのデータの伝え方
データを渡すだけでなく、同時にデータを収集する。

データ分析の方法の本ではなく、タイトル通りデータを武器にする為の本。

→情報の見せ方、伝え方、相手がこちらの話を聞く人間関係作り、データを取引する

実行項目:
ゲームチームに作る資料にA4で結論を伝えるデータ分析をつくり、
そこからブレイクダウンした資料を作る習慣をつける。
ポジティブサンドイッチを意識したつくり。