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進化論の5つの謎 いかにして人間になるか ちくまプリマー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/07/09 |
JAN | 9784480687876 |
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進化論の5つの謎
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進化論の5つの謎
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
メルロ=ポンティやドゥルーズの思想にかんする独創的な入門書を執筆している著者が、進化論にふくまれる問題についての哲学的な考察を展開している本です。 前半では、本書のタイトルにもなっている進化論の5つの謎が提出されています。「そもそも原始細胞はどうやって発生したのか」「多細胞生物...
メルロ=ポンティやドゥルーズの思想にかんする独創的な入門書を執筆している著者が、進化論にふくまれる問題についての哲学的な考察を展開している本です。 前半では、本書のタイトルにもなっている進化論の5つの謎が提出されています。「そもそも原始細胞はどうやって発生したのか」「多細胞生物の出現」「生物の大分類はどのようにして生じたのか」「意識というものがなぜ出現したのか」「理性は進化の結果であるといえるのか」というのがその問題ですが、いずれも進化論が実証可能な科学的仮説ではなく歴史についての説明であるというところに問題が帰着させられることになります。 後半に入ると、進化論それ自体が、進化の結果獲得された人間理性の働きの結果だということにもとづいて、「進化が本当であれば理論としての進化論が生じるはずがなく、進化論が正しいとすれば「進化」とされているものは真理ではない」というパラドクスが提出されます。そしてここから、ニーチェの理性批判やドゥルーズの生命哲学へと議論を引っ張っていきます。こちらの議論はおもしろく読むことができました。 進化論についての哲学的考察というべき内容ですが、本書を中高生向けのレーベルである「ちくまプリマ―新書」で刊行するというのは暴挙というほかありません。
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いかに科学的実証主義が哲学的発想を駆逐し、哲学でないものを哲学であるかのように語られるようになったのかという観点から進化論周辺の議論や、そこに潜む科学の誤謬を指摘するという内容だった気がする。
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進化論は科学なのか?優生学との関係は?とか、いろいろと書きにくいことを非常に簡単にまとめてあって、簡単なのでもの足りない感じもするんだけれど、新書的には品質は高いと思いました。でもアマゾンの書評はそうでもないみたい。5つの謎ってのはキャッチーなタイトルにしたかったからもってきたも...
進化論は科学なのか?優生学との関係は?とか、いろいろと書きにくいことを非常に簡単にまとめてあって、簡単なのでもの足りない感じもするんだけれど、新書的には品質は高いと思いました。でもアマゾンの書評はそうでもないみたい。5つの謎ってのはキャッチーなタイトルにしたかったからもってきたもので、読み終わっても何が謎だったのか覚えてないのは弱点かも。たとえば28この謎って書いてあっても別に良かったよね。いろいろと発想するにはよい本だと思います。
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