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イタリア都市再生の論理 SD選書147
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イタリア都市再生の論理 SD選書147

陣内秀信(著者)

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イタリア都市再生の論理 SD選書147

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鹿島出版会
発売年月日 1978/01/01
JAN 9784306051478

イタリア都市再生の論理

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2023/06/22

23.06.21 ふと、「都市組織」についてしっかり理解したいと思い、手に取った本。 修士の頃、都市形成に関する研究をしている頃、都市組織の研究を参考にしていた。都市組織という言葉が何なのかをあまり突き詰めずにいたが、それ自体が自分の興味なのかもしれないと思って、6年の時を経てこ...

23.06.21 ふと、「都市組織」についてしっかり理解したいと思い、手に取った本。 修士の頃、都市形成に関する研究をしている頃、都市組織の研究を参考にしていた。都市組織という言葉が何なのかをあまり突き詰めずにいたが、それ自体が自分の興味なのかもしれないと思って、6年の時を経てこの本を読んだ。 イタリアの都市が工業化社会となった時に、中心部の再開発が起こり、元の住人が郊外に追いやられたこと、商業資本やお金に余裕のある人が中心市街地を占拠したこと、街並みや建物だけは保全されるもそこに住む人や生業は跡形もなくなくなってしまったこと。これらのいわゆるチェントロストリコ問題に対する解決策として出てきたのが、ムラトーリの都市組織論。物理的な環境だけでなく、社会的な環境を同時に保全する。ヨーロッパの石像都市が無限に増築を繰り返してきていることに対して、その形成の経緯や人々の活動を分析し、本来のあるべき姿や秩序を取り戻すように減築や改築を行う。元の階層の住人たちが住み続けられる環境をつくり、街中を再生していく。 すでにあるまちの一緒に存在している原理を読み取り、理解する。都市から建築まで一気通貫で関わる姿勢。これを各地の自治体に雇われた若手の建築士が担っていたことが、とても素晴らしいことだなあと感じた。

Posted by ブクログ

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