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海に沈んだ対馬丸 子どもたちの沖縄戦 岩波ジュニア新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2008/06/23 |
JAN | 9784005005994 |
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海に沈んだ対馬丸
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
ジュニア新書でもあるので、比較的読みやすい構成になっています。 「悲劇」であるということを過剰に強調することなく、事件について淡々と描かれている(反戦を表立って強調していない)ことが、逆に、より事件の悲惨さを際立たせているようにも感じました。 他の戦争体験談にも共通して言える...
ジュニア新書でもあるので、比較的読みやすい構成になっています。 「悲劇」であるということを過剰に強調することなく、事件について淡々と描かれている(反戦を表立って強調していない)ことが、逆に、より事件の悲惨さを際立たせているようにも感じました。 他の戦争体験談にも共通して言えることですが、その被害に巻き込まれて最も悲惨な体験をした(=亡くなった)方々の声は聞くことはできません。生き残った人も、「自らが生き残ってしまった」という罪悪感を抱きながら生きていかねばならず、またこの悲劇を乗り越えたのちに沖縄戦など別の戦禍の犠牲となった方もいらっしゃると思います。 また、原爆・特攻・空襲・集団自決などの「死」に直接つながる被害だけでなく、供出や勤労動員、思想統制や疎開による生活の破壊など、数限りない辛苦が当時に日本を覆っていました。それぞれの位相で戦争の影は多大な影響がありましたし、それらに優劣(言葉が適切ではないかもしれませんが)をつけることに意味はないようにも感じます。 夏になると、先の大戦の被害を取り扱う内容のコンテンツが増えますし、その被害の悲惨さにふれ、「戦争は悪だ」「平和が大切だ」と訴える機運が高まります。もちろん、そのこと自体はなんら批判されることではない(というか当然のこと)ですが、「このように悲惨なことを繰り返す(=戦争を再びする)ことがあってはならない!」と感情的に結論づけるだけでなく、「なぜ戦争体験を後世に継承しなければならないのか」ということもふくめて、きちんと言語化しなければならないな、と個人的な宿題して、考える今日この頃でもあります。
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2019年2冊目。教室に置く用に、時々ジュニア新書を買う。中高生向けに書かれているので、とてもわかりやすいし、大枠をとらえるのに最適。 疎開のために貨物船・対馬丸に乗り込んだ子どもたちやその家族、引率教員、そして船員たち。生き残った人々の中から、7人の方が、その壮絶な体験を語って...
2019年2冊目。教室に置く用に、時々ジュニア新書を買う。中高生向けに書かれているので、とてもわかりやすいし、大枠をとらえるのに最適。 疎開のために貨物船・対馬丸に乗り込んだ子どもたちやその家族、引率教員、そして船員たち。生き残った人々の中から、7人の方が、その壮絶な体験を語っている。 一発目の魚雷を受けてから、対馬丸が沈没するまで12分間。事故直後どうにか助かっても、その後の漂流で亡くなったり、事故後の疎開先で空襲を受けたり、沖縄に帰ってあの激戦に巻き込まれたり…戦争に翻弄される人々。 箝口令によりその苦しみを誰にも話せず、さらには、家族や友達を亡くした悲しみも抱えながら、よくぞ頑張って生きぬいて下さった。 戦争を知らない私は、子どもたちに戦争を教えている。 できる限り、具体的で正しい事実を伝え、これからの日本や世界がどうあるべきか、考えさせていきたい。
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[ 内容 ] 1944年8月、那覇から九州に向かった学童疎開船・対馬丸は米潜水艦の攻撃を受け沈没、1400名を超える犠牲者を出した。 対馬丸に乗った子どもたちはいかに生き、死んでいったのか。 過酷な漂流生活を体験した生存者の証言や残された記録をたどり、当時の子どもたちが対峙した戦...
[ 内容 ] 1944年8月、那覇から九州に向かった学童疎開船・対馬丸は米潜水艦の攻撃を受け沈没、1400名を超える犠牲者を出した。 対馬丸に乗った子どもたちはいかに生き、死んでいったのか。 過酷な漂流生活を体験した生存者の証言や残された記録をたどり、当時の子どもたちが対峙した戦争とは何だったのかを問う。 [ 目次 ] 第1章 三等甲板員の航海 第2章 疎開 第3章 乗客たち 第4章 撃沈 第5章 漂流生活 第6章 上陸後 第7章 七人のその後 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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