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ベイ・シティ・ブルース 河出文庫
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ベイ・シティ・ブルース 河出文庫

レイモンド・チャンドラー(著者), 小泉喜美子(訳者)

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ベイ・シティ・ブルース 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1988/07/01
JAN 9784309460475

ベイ・シティ・ブルース

¥220

商品レビュー

4

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2016/04/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

長編よりも短編のほうがおもしろい。事件がシンプルでマーロウ(発表当時はちがう名前だったらしい)の考え方もストレートに表現されている。 ・赤い風 フィリップ・マーロウが家の近くの酒場で酒を飲んでいると男が一人現れ、女が来なかったかたずねる。その男は客の一人を撃ち殺し逃げていく。警察で証言したあと家に帰ると、殺人者がたずねたのと同じ服を着た女に出くわす。ここから殺人事件のほかに恐喝、不倫にも巻き込まれていく。マーロウは自分の命を助けてくれた女のために事件を解決する。 ・密告した男 街のギャングのボスに不利な証言をすることになったフィリップ・マーロウは命を狙われることになる。そこに知人から護衛として雇われる。その仕事で言った先の賭場もギャングのボスの息がかかっていた。依頼者が殺されマーロウは殺人の容疑をかけられそうになる。真犯人を追い、マフィアのボスとの関連を暴き出す。 ・ベイ・シティ・ブルース ベイ・シティで女が自殺し、その死体を発見した男から依頼が来る。彼から女物の靴の片方と鍵と一緒に手紙が届く。会いに来て欲しいという内容だったが、行ってみると部屋は空で出ていこうとするとドアに瀕死の依頼人が倒れかかっていた。彼はすぐに死んでしまった。マーロウはこの事件と過去の自殺との関連を探る。しかし、現地の警察から妨害を受けるが、降格されたはみ出し者の刑事と共に操作を続ける。街のギャングのボス、そのボスから圧力を受ける警察、麻薬を扱う医者など街の腐敗が明らかになる。味方と思っていたはみ出し者の刑事が事件の真犯人だった。

Posted by ブクログ

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