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幽霊射手 カー短編全集 4 再版 創元推理文庫
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幽霊射手 カー短編全集 4 再版 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー(著者), 宇野利泰(著者)

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幽霊射手 カー短編全集 4 再版 創元推理文庫

定価 ¥814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1982/11/01
JAN 9784488118204

幽霊射手 カー短編全集 4 再版

¥770

商品レビュー

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2022/06/18

『B13号室』を読んでみたくて図書館で借りた。それのみ読んで返却。他はまたチャンスがあれば…。 ■B13号室(一九四四) ラジオドラマ脚本。EQMM(エラリー・クイーン・ミステリー・マガジン)にも載ったものらしい。私は最近読んだ子ども向けのミステリー名作ガイド(『きっかけ大図鑑...

『B13号室』を読んでみたくて図書館で借りた。それのみ読んで返却。他はまたチャンスがあれば…。 ■B13号室(一九四四) ラジオドラマ脚本。EQMM(エラリー・クイーン・ミステリー・マガジン)にも載ったものらしい。私は最近読んだ子ども向けのミステリー名作ガイド(『きっかけ大図鑑』)で知り、からくりが知りたかったので読んだ。主人公アンが「最近読んだ小説では…」というかたちでトリック仮説を提示しているところがニクい。

Posted by ブクログ

2016/12/29

東京創元社によるカーの第4短編集。本書から通常の短編に加え、ラジオドラマの脚本も併載され、ますますマニアのコレクション・アイテム度が増している。 短編は今までの3作で盛り込まれることの無かった、アンリ・バンコラン物がほとんどを占め、それに他の短編集にも収録されていたノンシリーズ...

東京創元社によるカーの第4短編集。本書から通常の短編に加え、ラジオドラマの脚本も併載され、ますますマニアのコレクション・アイテム度が増している。 短編は今までの3作で盛り込まれることの無かった、アンリ・バンコラン物がほとんどを占め、それに他の短編集にも収録されていたノンシリーズの歴史ミステリが1編収録されている。私は本書で初めて脚本調の作品を読んだが、これが意外に読みやすく、すんなりと頭に入ったため、案外この短編集は好きな方である。恐らくこれは装飾過多な演出と持って回った文体がシナリオという形であるため、簡略され、一切の無駄がそぎ落とされたせいだからだろう。当時の私はまだカーの訳文に難儀しており、逆にこの簡潔な文章が読書の手助けになった覚えがある。 したがって本書でも記憶に残っているのはバンコラン物を筆頭に収録された短編ではなく、ラジオドラマの方である。ラジオドラマのシナリオでありながら、古くよりカーの良作と云われ、現在でもモチーフにした作品が日本ミステリ作家の間で書かれている「B13号船室」と表題作の2編がそれだ。前者は小さい頃に読んだ本当にあった怖い話とシチュエーションが酷似しており、それが故に鮮明に記憶に残っている。後者は単純に面白かった。こういう先入観を利用したトリックは他にもあったが、これについてはすんなりと嵌ってしまった感があった。これもシナリオ調の文章が一助になったのだろう。 実は最初ラジオドラマの脚本まで収録して短編集を編むことに出版社の卑しき商売根性とマニアの香りを感じたので、嫌悪感を示していたが、結果は上に述べたように存外面白かった。逆に云えば作者のルーツを辿る意味でもこのような作品集も読むべきだと考えを改める契機になった短編集だったと云えよう。

Posted by ブクログ

2008/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『奇跡を作り出した男 ジョン・ディクスン・カーについて』 ダグラス・G・グリーンのカーの伝記。 『死者を飲むかのように・・・』 ボルジア家に伝わる呪われた杯。チェザーレ・ボルジアを毒殺した杯。杯からワインを飲んでも死なない人間と死んだ人間の行動の違い。アルンハイム卿の推理。 『山羊の影』 アンリ・バンコラン・シリーズ 密室から脱出すると宣言したマートン。ランダーボーン卿の見守る中密室から消えたマートン。賭けに参加したビリー・ギャリックとの対立、アメリカ人商人ジュリアン・アーバン氏に対する借金。密室から脱出しビリーの伯父で富豪のフラニョオ氏を殺害したマートン。坊主頭という彼の特徴に隠された秘密。目撃者はバンコラン。 『第四の容疑者』 アンリ・バンコラン・シリーズ 頭を撃ち抜かれたスパイ・ラ・ガルド。彼と恋愛関係になったサン・マリー。彼女の夫でイギリス側の諜報員オライアダンと使用人で狂信的なセレスト・グラタン。ラ・ガルドの館に出て行ったサン・マリー。彼女を連れ戻しに行ったオライアダン。密室で射殺されたラ・ガルド。 『正義の果てに』 アンリ・バンコラン・シリーズ 従兄弟であるジョン・ダーワーズを殺害した罪で死刑宣告を受けたトム・フェローズ。恋人をめぐり対立していた二人。事件当夜、何者かに誘い出されたトム。ダーワースの残された命の秘密と神父の罪。 『四号車室の殺人』 アンリ・バンコラン・シリーズ 特急「青い矢」の車室の中で殺害された宝石密売人メルシエ。改札した車掌の証言に隠された秘密。 『B13号船室』 新婚旅行中消えた新郎。新婦たちが入った「B13」の船室は存在しない・・・。見えない男。 『絞首人は待ってくれない』 フェル博士シリーズ 手を上げている男を撃ち殺したとして死刑判決を受けた女。フェル博士の推理。目撃者の証言。スーツとシャツの穴に隠された秘密。 『幽霊射手』 何者かが矢を打ち込む回廊。そこでついに殺人事件が・・・。 『花嫁消失』 かつて消えた花嫁。その花嫁にそっくりな女性が体験する恐怖。  2002年2月23日読了

Posted by ブクログ

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