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いのちの米 堂島物語
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いのちの米 堂島物語

富樫倫太郎【著】

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いのちの米 堂島物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社
発売年月日 2008/06/25
JAN 9784620107288

いのちの米 堂島物語

¥825

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2017/07/12

「堂島物語」の続編、続けて読んだ。主人公の吉左衛門の筋の通ったモノの考え方に憧れ、冷静な大胆さに感心し、人間臭さにクスリとする。感情をいろいろ動かされる「お得」な物語だ。 関係ないけど、サブタイトルに「堂島物語」って付いてるけど、「堂島物語」で検索してもヒットしないから、続編見逃...

「堂島物語」の続編、続けて読んだ。主人公の吉左衛門の筋の通ったモノの考え方に憧れ、冷静な大胆さに感心し、人間臭さにクスリとする。感情をいろいろ動かされる「お得」な物語だ。 関係ないけど、サブタイトルに「堂島物語」って付いてるけど、「堂島物語」で検索してもヒットしないから、続編見逃すところだったので、ブクログさんよろしくお願いします。

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2012/09/05

堂島物語、第二弾 「吉左」改め「能登屋吉左衛門」奮闘記 「いなむし」「稲虫」「蝗」稲を食い荒らす害虫すべての総称、後に「イナゴ」を指すようになる。小さな害虫「雲霞」 「蝗害」の発生理由、駆除方法もわからなかった、「虫送り」の行事、

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2011/02/16

前作「堂島物語」が吉佐衛門の出世物語だとすれば、こちらは身を立ててからの商いの苦労や成功が描かれている。始まった米会所での帳合米取引は、現物ではなく先物取り引きで駆け引きと判断がものをいう世界。よく考え抜き信念をもった吉佐衛門の仕事を読むのが面白い。ただこの時代、厳しい年貢があり...

前作「堂島物語」が吉佐衛門の出世物語だとすれば、こちらは身を立ててからの商いの苦労や成功が描かれている。始まった米会所での帳合米取引は、現物ではなく先物取り引きで駆け引きと判断がものをいう世界。よく考え抜き信念をもった吉佐衛門の仕事を読むのが面白い。ただこの時代、厳しい年貢があり農民が米を苦労して作っていたこと、小作人の余裕のない厳しい暮らしや不作・凶作のうえに米相場が動いていることを思うとただの成功物語として胸がすくものでもなかった。成功を収める者もいれば苦労して終わる者もいる。見合った成功もあれば、苦労が報われない者もいる。いつの時代も人の喜び苦しみがある。そんなことを思いしみじみした。

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