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熟女の群れ「四匹の獣」 フランス書院文庫
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熟女の群れ「四匹の獣」 フランス書院文庫

森一太朗【著】

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熟女の群れ「四匹の獣」 フランス書院文庫

定価 ¥806

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2008/06/25
JAN 9784829615805

熟女の群れ「四匹の獣」

¥605

商品レビュー

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2009/07/02

軽妙な展開と熟女達の溢れる愛情が可笑しくて楽しい

勇太(主人公):高校生(冒頭は中学生) 美津子(母):主人公を「勇太」と呼ぶ38歳。 礼子(叔母):「勇くん」と呼ぶ35歳。 晴美(勇太の友人の母):「勇太ちゃん」と呼ぶ40歳。一番面白い人。 久美子(担任教師):「勇太くん」と呼ぶ33歳。 由利(噂の女子...

勇太(主人公):高校生(冒頭は中学生) 美津子(母):主人公を「勇太」と呼ぶ38歳。 礼子(叔母):「勇くん」と呼ぶ35歳。 晴美(勇太の友人の母):「勇太ちゃん」と呼ぶ40歳。一番面白い人。 久美子(担任教師):「勇太くん」と呼ぶ33歳。 由利(噂の女子大生):「君」と呼ぶ。イイ感じのツンデレを見せる。 熟女4人は全員未亡人である。大変面白くて可笑しい作品で、終始笑いっ放しだった。全体の構成も実によく練られている。ヒロイン多数にもかかわらず、回数を重ねてエスカレートした情交が何度も出てきて作品の良さがグンと向上している。ただ、美津子との合体は終盤まで訪れない。双方が母子の相姦禁忌を慮って一時若干距離ができてしまうからである。実はここで「美津子は勇太の実母なのか義母なのか」ということが巧く用いられているのだが、この距離ができた間に礼子と晴美が虎視眈々と勇太を狙っているのがとても面白い。それぞれの性格が良く出た誘惑を勇太に仕掛けていくのである。そして中盤から出てくる久美子もまた面白い。生娘なまま未亡人になってしまったという鬼頭龍一作品に出てきそうな設定だが、この担任教師が美津子や礼子、晴美とはまた異なる個性で勇太に迫る展開が楽しく綴られている。あと、本作の特徴として、勇太やヒロイン達の心情描写が秀逸なことが挙げられる。あからさまであっけらかんとした熟女らしい無節操な心情と言動が随所に出てくる。神瀬知巳作品の艶めかしくて優しい甘さに、宮園貴志作品の面白可笑しいヒロイン達を加味したような感じである。最後はもちろんハーレムだが、途中から出てきて絶妙なツンデレを見せていた由利が、勇太をたぶらかす若い女だからと熟女達にお仕置きされて百合方面にも開眼、勇太への淡い恋心と同時に「お姉さま」と慕うまでに変貌しているオマケ付きである。デビュー作なことを考えると今後が大変楽しみな作者である。

DSK

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