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絶海にあらず(上) 中公文庫
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絶海にあらず(上) 中公文庫

北方謙三【著】

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絶海にあらず(上) 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2008/06/25
JAN 9784122050341

絶海にあらず(上)

¥330

商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2014/12/26

承平天慶の乱の人:藤原純友が瀬戸内海を舞台に活き活きと描かれる過程で、平安時代が鮮やかに色付いてくる。北方謙三の手にかかれば、平安時代はこうも面白いのか。

Posted by ブクログ

2013/09/12

上巻なので大きい動きは特に無くて静。 北方作品は歴史モノだけ何冊か読んでますが、作者の風貌に見合わず主人公の口調はオラオラ系じゃなく優しい人が多い気がします。この藤原純友も今の所そうです。 下巻が楽しみです。 

Posted by ブクログ

2013/08/16

古本で購入。上下巻。 権勢を謳歌する藤原北家の傍流、望めば栄達も叶う家柄に生まれた藤原純友。 しかし何物にも縛られたくないと願い、無位無官のまま日々を過ごす。 あるとき藤原氏の氏長者たる藤原忠平を助けたことから、官を得て伊予国に赴任する。 そこで純友は海と海に生きる水師を縛る...

古本で購入。上下巻。 権勢を謳歌する藤原北家の傍流、望めば栄達も叶う家柄に生まれた藤原純友。 しかし何物にも縛られたくないと願い、無位無官のまま日々を過ごす。 あるとき藤原氏の氏長者たる藤原忠平を助けたことから、官を得て伊予国に赴任する。 そこで純友は海と海に生きる水師を縛る、京の政事の歪みを見る― というわけで、北方謙三唯一の平安モノ。 いわゆる「承平・天慶の乱」を起こした張本人として、平将門と並び称される藤原純友。 世間的には将門の方が人気・知名度ともに断然上。 ところが作者は将門の乱を同族間の私闘であり、「新皇」を称した最後の最後で叛乱になったに過ぎないとして、ほとんど評価していない。 最高権力者である忠平の意に背き、海上交易をあるべき姿に戻そうとした純友こそを叛乱者としているあたり、おもしろい。 残念なのは、これまで読んだ北方作品に比べて華々しさが少ないこと。 経済戦争の色彩が強く、『水滸伝』の禁軍や『破軍の星』の足利尊氏のようなラスボス的存在が主人公の前に立ちはだからないからかも知れない。 結末の余韻は爽やか。 思うさま生きた漢とどこまでも広がる海。熱いぜ。

Posted by ブクログ

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