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いつか緑の木かげで 原爆児童文学集13
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いつか緑の木かげで 原爆児童文学集13

江口宣(著者), 西村達馬

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いつか緑の木かげで 原爆児童文学集13

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 汐文社
発売年月日 1985/01/01
JAN 9784811370125

いつか緑の木かげで

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商品レビュー

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2023/05/05

この本は小学生の頃に図書室で借りて読んだ。 修学旅行で古い金山を見学している途中、中学生6人と一人の先生が坑道に閉じ込められてしまう。 待てども救助は来ず、坑道を塞ぐ土砂を自力で掘り外へ出てみると世界は一変していた。 生徒達と先生は自宅を目指して出発する。 ドラゴンヘッド(望...

この本は小学生の頃に図書室で借りて読んだ。 修学旅行で古い金山を見学している途中、中学生6人と一人の先生が坑道に閉じ込められてしまう。 待てども救助は来ず、坑道を塞ぐ土砂を自力で掘り外へ出てみると世界は一変していた。 生徒達と先生は自宅を目指して出発する。 ドラゴンヘッド(望月峯太郎著)というマンガを読んだ時、似た内容の本を読んだ気がすると思ったのはこれだった。実はこの本が元ネタなのでは?と密かに思ったりもしている。 それから20年以上ずっと気になっていたものの、覚えているのは内容だけでタイトルも作者も登場人物も何一つ固有名詞が思い出せず探し出せずにいた。 市の図書館のカウンターで相談してみたところ、ようやくこの本に辿り着いた。やっぱりプロはすごい。30年ぶりに再び読むことができた。 生徒と先生の自宅を目指す旅路は過酷というか凄惨で、ようやく帰って来た自分の街も絶望的な状況だった。 淡々と事実が述べられて物語が進むため心的ダメージが最小限で読めるところはすごくよいと大人になって読んだ今は思う。 ドラゴンヘッドは心的描写が強いので最初読んだ時には気分が悪くなってしまった(でも好き)。 児童書ではあるが大人が読むに遜色のない本だと思う。 1985年の出版で今は販売されていないし、殆ど認知されてないと思われる本だが、図書館で沢山の人に読まれて欲しい。

Posted by ブクログ