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阪神タイガースの正体 ちくま文庫
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阪神タイガースの正体 ちくま文庫

井上章一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/06/12
JAN 9784480424396

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2019/08/19

日本プロ野球と阪神タイガースの歴史をたどることで、現在の阪神タイガース・ファンのイメージが比較的新しい時期にメディアを通じて形成されていったことが明らかにされている本です。 わたくし自身も関西出身で、阪神が試合に勝った翌日は朝日放送の『おはようパーソナリティ』で道場洋三が『六甲...

日本プロ野球と阪神タイガースの歴史をたどることで、現在の阪神タイガース・ファンのイメージが比較的新しい時期にメディアを通じて形成されていったことが明らかにされている本です。 わたくし自身も関西出身で、阪神が試合に勝った翌日は朝日放送の『おはようパーソナリティ』で道場洋三が『六甲おろし』を歌うのを聞きながら育ってきました。1992年のペナント・レースで優勝を逃して以降は、「忘れもしない〇年前……」と嘆き節をくり返していたことも思い出されます。そんな関西人の阪神タイガースへの熱い思いが、意外にも新しい現象であったことを教えられました。 ただ、著者自身「あとがき」で認めているように、著者の他の本にくらべるならば、文献の調査にやや甘いところがあるのも事実です。それでも、一つの球団の歴史を、そのファンの心性の変遷にも踏み込みながら学術的に解明することに取り組んだ本として、興味深く読みました。

Posted by ブクログ

2017/08/03

タイトルを一瞥すれば、タイガースの暴露本もしくはフーリガン的ファンの生態を揶揄した「あるある本」かと思う。読み出してみれば、一級の「日本プロ野球通史」である。プロ野球の草創期は暗闘の歴史でもある。讀賣と毎日、阪神と阪急、正力松太郎と小林一三、六大学とプロ野球、東京と大阪…、思惑、...

タイトルを一瞥すれば、タイガースの暴露本もしくはフーリガン的ファンの生態を揶揄した「あるある本」かと思う。読み出してみれば、一級の「日本プロ野球通史」である。プロ野球の草創期は暗闘の歴史でもある。讀賣と毎日、阪神と阪急、正力松太郎と小林一三、六大学とプロ野球、東京と大阪…、思惑、企み、打算、代理戦争、雌雄対決。様々な小競り合いの中で、阪神球団は一貫して穴蔵に生息する小動物よろしく、ひたすら孤塁を守る。セパ分裂の際、パに属した在阪の鉄道会社はやがて球団を手放す中で、方や巨人に頼らずとも、千客万来の金満球団へと変貌を遂げていく。その背景には在阪民放や吉本によるメディアミックスによる宣伝効果が強力な援軍となり、それが今日の乱舞するジェット風船であり、嬉々とした甲子園詣でにつながっていく。「不動の人気を誇る巨人の助演者として全国的に道化的な存在となったタイガース」と「メディアが育てたタイガースファン」、この2点にフォーカスし、その正体を明らかにしていく紀伝体の阪神論!

Posted by ブクログ

2013/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは面白かった。『阪神タイガースの正体」というタイトルも刺激的ですが、要は阪神が現在のような人気球団になった歴史をひも解きます。 実は阪神は、巨人戦しかお客が入らない球団だったのです。昭和37年、阪神が15年ぶりの優勝を決めた試合の甲子園の観客数はたったの2万人。外野はガラガラだったのです。 この話をかわぎりに、プロ野球創設期にさかのぼり、ガラガラだった甲子園が、阪神が弱くても満員になるまでのプロ野球史が語られます。 戦前は「阪神対阪急」が最も重要な試合だったこと。阪神はパリーグに行くはずだったのに裏切ったこと。その頃関西一の人気球団が南海で、巨人のライバルは南海と皆が思っていたこと。最も集客数があったのが大阪球場であったこと。阪神の応援はおとなしいと思われていたこと。最も巨人戦に依存していた球団であったこと。優勝すると給料があがるから巨人と競って2位がいいとフロントが発言したこと。 等々、ビックリな事実が次々に明らかにされます。 ところが、1970年あたりから状況が変わってきます。巨人戦以外でもお客が入るようになります。阪神が弱くても甲子園は満員です。そして、今の強力な応援が始まります。 これに貢献したのが、ラジオを中心としたメディアとお笑い芸人たちです。 著者は国際日本文化研究センター教授で建築史が専門ですが、最近は幅広く風俗史全般に発言しています。阪神ファンとしても有名ですね。 阪神ファンでなくとも、プロ野球に関心のある人なら誰でも興味深く読める一冊です。 著者:井上章一(1955-、京都市、建築士) 解説:松村邦洋(1967-、山口県田布施町、タレント)

Posted by ブクログ

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