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磯崎新の「都庁」 戦後日本最大のコンペ

平松剛【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/06/10
JAN 9784163702902

磯崎新の「都庁」

¥2,090

商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

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2023/08/20

1985年の新宿新都庁舎コンペをめぐるノンフィクション。結局実現したのは丹下健三の超高層案だったが、主人公はあえて低層案(なので当初から勝ち目がない)を出した磯崎新、つまり丹下の弟子である。 本書は都庁コンペの内幕を詳細に描くと同時に、そこにまで至る近代日本建築史の流れが丁寧に...

1985年の新宿新都庁舎コンペをめぐるノンフィクション。結局実現したのは丹下健三の超高層案だったが、主人公はあえて低層案(なので当初から勝ち目がない)を出した磯崎新、つまり丹下の弟子である。 本書は都庁コンペの内幕を詳細に描くと同時に、そこにまで至る近代日本建築史の流れが丁寧に辿られているのが面白い。なので、広島平和記念公園、東京計画1960、大阪万博や前衛建築などについても知ることができた。岡本太郎も登場するし、建築と政治との関係(とくに丹下と鈴木俊一都知事)も描かれるなど、盛りだくさんの内容。 装丁は書影にあるように和田誠で、表紙は磯崎。そして裏表紙には、蝶ネクタイの丹下が描かれている。たしかに、「ぶっちぎりで勝とう! ぶっちぎりで勝とう!」とスタッフに連呼して邁進する丹下の姿は、磯崎に劣らず魅力的であった。

Posted by ブクログ

2023/04/05

 知人のSNSで紹介されていたので気になった本です。  磯崎新さんについては著名な建築家という程度しか知りませんが、昨年(2022年)暮に訃報が流れ、改めてその人となりの一端なりともたどってみようと思いました。  本書は、現都庁建築時のコンペの場を舞台に、磯崎さんの魅力的な人物像...

 知人のSNSで紹介されていたので気になった本です。  磯崎新さんについては著名な建築家という程度しか知りませんが、昨年(2022年)暮に訃報が流れ、改めてその人となりの一端なりともたどってみようと思いました。  本書は、現都庁建築時のコンペの場を舞台に、磯崎さんの魅力的な人物像と彼を取り巻く様々な人たちとの営みの様を描き出しています。  当時の時代感の描写や人間関係・師弟関係の妙がとても面白く、密度の濃いとても刺激に満ちた内容でしたね。

Posted by ブクログ

2021/08/03

余談が多く読了に時間がかかったが、磯崎新という建築家を理解するにはこのくらいのまわり道をしなければ説明するのは難しいだろう 小説のような本で建築の業界でない方でも楽しめる一冊である

Posted by ブクログ

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