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神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2002/04/12 |
JAN | 9784061982932 |
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神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
戦前戦中に活躍した女流小説家の作品集。 俺、この本のことをどこで聞き及んできて、どうして読みたいと思ったのか分からんのだが、読みたい本リストに入ってたので図書館で借りてみた。 大戦前夜(満州やノモンハンは既に起こっている時期)の日本。男尊女卑というか古い格式がまだまだ残っている時代のなので、女性は社会的に虐げられている。そういう時代の重荷を背負ってしたたかにたくましく生きている女性像を描いた短編集。 登場人物たちの強くしたたかに生き抜く姿と、男どもの妙にけち臭くてコスっからい姿がなんともいえない感じ。昔は良かったと老人どもは言うが、こんなんでエエのか、じじいどもは!
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※このレビューにはネタバレを含みます
金持ちの旦那と妾の話や不具者の女中の不憫な生涯など、この時代特有の暗い話が多いが、今でいうイケてる女性が主人公のデビュー作と爽やか感の残る『茶粥の記』が傑作。
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整然とした美しい文章で語られる庶民の生活。まるで小津映画を観ているかのよう。『茶粥の記』の主人公は亡き夫から「粥ばば」と冗談でよばれていたほどの粥たき名人。なかでも「茶粥」は茶袋の入れかげんが非常に難しいそうな。粥を喜んでいた夫を思い出すシーンでしみじみ。
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