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料亭 東京芝・紅葉館 紅葉館を巡る人々
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 砂書房 |
発売年月日 | 1994/11/10 |
JAN | 9784915818295 |
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料亭 東京芝・紅葉館
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料亭 東京芝・紅葉館
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高さ333mの東京タワーが聳える東京・芝のその地に、「料亭東京芝・紅葉館」があったのだという。時代は鹿鳴館が建設される直前に開業し、昭和20年の東京大空襲で消失するまで、超高級な料亭として、明治・大正・昭和三代の政財界や文化人も、この紅葉館を舞台に会合している。いわば現代の帝国ホ...
高さ333mの東京タワーが聳える東京・芝のその地に、「料亭東京芝・紅葉館」があったのだという。時代は鹿鳴館が建設される直前に開業し、昭和20年の東京大空襲で消失するまで、超高級な料亭として、明治・大正・昭和三代の政財界や文化人も、この紅葉館を舞台に会合している。いわば現代の帝国ホテル、ホテル○○といった箱に、美妓も玄関にぞろりと待受け、接待に当たったという。 開業は明治14年。13人の出資で経営されていたが、社長制は敷かず、諸事万端を支配するものを「幹事」とし、英文学者野辺地尚義をこれに充てていた、という。『新撰東京名所図会』には次のようにあるという。――美姫、酌人、給仕、舞妓として五十余人の美姫を抱置き、客来とあれば花のごとく衣飾らせて座敷に列べ、其服装もわざと御守殿粧にして、縮緬の小袖に紅葉の裾模様、帯の織出しはしろ茶地に色紙短冊を乱して、紅葉の集歌名句を書きたり、絹足袋の摺足、目八分の通い、給仕は三つ指にて厳かなるこというべからす。 目次の見出しから、紅葉館の人事往来を拾うと、高橋是清、日本鉄道定款完成の祝宴、陸奥宗光の出獄祝宴、金色夜叉の舞台になる、安田善次郎、クーデン・ホーフ・光子、井上敬次郎と横川省三、島村抱月の送別会、藤田嗣治夫妻来日、などなど。 筆者は明治37年、岩手に生まれ父業をつぎ岩手県公安委員長を務めたりした人。紅葉館の話を書く必然性があったわけではないが、彼が調べていた岩手出身の明治の志士、横川省三の生涯のなかで、横川がアメリカへ出発する際の壮行会が開かれた場所であったり、戦前に公式の大きな行事が開かれる場所としての紅葉館に興味を持って調べ始めたという。その過程で『芝・紅葉館史料』という古文書が手に入り、一冊の本になった。 難しい話ではないが、明治の人がまとめた本、という感じが伝わってくる。
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