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元アイドル! 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/05/28 |
JAN | 9784101348711 |
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元アイドル!
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
元アイドルへのインタビュー集。ワニマガジン版と比べると6人も減らされているようで、そっちの方を読みたくなった。
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著者、吉田豪さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 吉田 豪(よしだ ごう、1970年〈昭和45年〉9月3日 - 、本名同じ)は、日本のプロ書評家・プロインタビュアー・ライター。 本作の内容は、次のとおり。(コピペです) アイドル-。男は...
著者、吉田豪さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 吉田 豪(よしだ ごう、1970年〈昭和45年〉9月3日 - 、本名同じ)は、日本のプロ書評家・プロインタビュアー・ライター。 本作の内容は、次のとおり。(コピペです) アイドル-。男は熱い視線と声援を送り、女はその華やかさに憧れる。しかし、その実態は非常に過酷な職業なのだった。わずかな睡眠時間、わりに合わぬ賃金。一線を飛びこえてしまうファン、金が飛び交う新人賞レース。当代きってのインタヴュアーである吉田豪が、激動の少女時代を生き抜き、現在も輝きを失わない十六人に鋭く迫った。今だから話せる、驚きのエピソードが満載。 本作に登場する、元アイドルは、 杉浦幸/矢部美穂/いとうまい子/安原麗子/吉井怜/新田恵利/岩井小百合/中村由真/大西結花/我妻佳代/胡桃沢ひろこ/宍戸留美/藤岡麻美/八木小緒里/緒方かな子/花島優子 で、年代的に、私にとってはアイドルではないのですが、新田恵利さんにちょっと興味がありまして、本作を手にしました。 新田恵利さん、ウィキペディアには次のように書かれています。 新田 恵利(にった えり、1968年3月17日 - )は、日本の歌手、タレント。80年代アイドル。株式会社こよみ所属。1985年におニャン子クラブの会員番号4番としてデビューした。ソロデビューしたときに歌った「冬のオペラグラス」がヒットした。
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幼時より現在に至るまで、余りアイドル(といふか芸能界)には関心は無いのですが、吉田豪さんといふことで手に取つてみました。杉浦幸さんに始まり花島優子さんまで、計16名の「元アイドル」のインタヴューが収録されてゐます。取材当時(2003-04年)は、まだギリギリ現役アイドルと呼べる...
幼時より現在に至るまで、余りアイドル(といふか芸能界)には関心は無いのですが、吉田豪さんといふことで手に取つてみました。杉浦幸さんに始まり花島優子さんまで、計16名の「元アイドル」のインタヴューが収録されてゐます。取材当時(2003-04年)は、まだギリギリ現役アイドルと呼べる人も含まれてゐましたが、今となつては、全員が堂堂たる「元アイドル」であります。なほ、単行本(ワニマガジン社)発行時には22名のインタヴューが収録されてゐたらしいが、文庫化時には種々の都合で6名分もカットされたとのこと。口惜しい喃。 トップバッタアの杉浦幸さんから、眞に濃い。この人のデビュー当時は覚えてゐますねえ。垢抜けないいで立ちで、不安さうな憂ひを含んだ表情が印象的でした。まるで騙されてこの場所に居ますとでも言ひたげな。 芸能界の競争の熾烈さとか、度を越えた激務ぶりとか、常識外れの薄謝とか、契約無視の撮影要求とか、金と色がからむドロドロとか、さういふ仁義なき世界については色々耳に入つてきますが、あくまでも噂とか憶測レヴェル。しかし元アイドルたちが直接赤裸裸に語ると、俄然現実感が湧いてきます。まあ既に著書で色色暴露済みの人も多いですが。わたくしは本書の中では、安原麗子さん、新田恵利さん、我妻佳代さん、八木さおりさんが好きですが、源氏川苦心に言はれても迷惑なだけでせうな。 ブラウン管(今は違ふか)中のアイドルに憧れて、或は消去法で芸能界入りしたはいいが、所属事務所は初期投資を回収しやうと躍起になります。嫌な仕事を与へ、そんな話は聞いてゐないと抗議しても「お前にこれだけの金をかけてゐるのだ、その分の仕事をして返せ」などと言ふのは、例へば江戸時代の貧農が年貢を払へないのをいいことに、借金のカタにその娘を遊郭に売りとばすのと同じ図式ですな。 客を取るのを嫌がる娘に「お前にはこれこれの金を先に払つてゐるのだ。出て行きたきや三百両耳を揃へて返せ!」「そんな、三百両なんて、嘘です」「借金にはな、利息つてもんがあるんだよ、利息が」そして「間違つても逃げやうなんて考へを起すんぢやねえぞ、お前の親父がどうなつても知らないからな」と言はれ、逃げる事も出来ません。通常はそこでヒーローが現れ、やくざ者(大体二足の草鞋を履く奴が多い)と結託した悪代官をやつつけ、「この娘の証文を出してもらはうか」と迫り、証文をその場で焼いて見せたりするのです。 ちよつと脱線しました。それにしても色色タイプがあります。散弾銃でみんな殺したいとか、「裏切者は殺せ」と言ひ残して蒸発した父親の話とか、強い金縛りになつた挙句、幽体離脱したとか、握手会でファンがズボンの中に入れてゐた手を握るとヌルッとしたとか、皆体を張つてゐるなあと感じ入つた次第。それもこれも、吉田豪さんのインタヴューだからですね。普通なら誰でも知つてゐる事をなぞるやうなインタヴュアーが多いけれど、彼の場合、並外れた取材と知識量を武器に、本人以上に詳しいといはれてゐます。実際、「私の知らない(自分についての)話を教へてください」なんて乞はれてゐます。インタヴュアー冥利に尽きますな。 吉田豪さんの本にしては少し内容が薄い、とも謂はれますが、わたくしレヴェルのライトなファンにとつては十分であります。相変らずの「ダハハハハ!」でした。
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