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大統領の料理人 厨房からのぞいたホワイトハウス11年
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ベストセラーズ |
発売年月日 | 2008/05/30 |
JAN | 9784584130759 |
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大統領の料理人
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商品レビュー
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12件のお客様レビュー
著者のウォルター・シャイブはクリントン時代の7年間とブッシュ時代の4年間ホワイトハウスのシェフをやられた方。 ホワイトハウスのシェフと言えば、映画「ザ・コンテンダー」。ここにでてくるジェフ・ブリッジスの演ずる大統領が、インターフォン越しに唱えるだけで、好きな物を、好きな味付けで...
著者のウォルター・シャイブはクリントン時代の7年間とブッシュ時代の4年間ホワイトハウスのシェフをやられた方。 ホワイトハウスのシェフと言えば、映画「ザ・コンテンダー」。ここにでてくるジェフ・ブリッジスの演ずる大統領が、インターフォン越しに唱えるだけで、好きな物を、好きな味付けで、好きな時間に、お抱えの料理人がつくってくれるという、もの凄く羨ましいシーンが多々出てくる。 そして、それら旨そうにかぶりつくジェフ・ブリッジスの姿が素晴らしい。映画では、来客に対して、「いっしょに食べるか?」と大統領がよく声をかけるのだけど、皆さん、これをことごとく断ってしまう。なんともモッタイナイかぎりと眺めていた。 ただ、このシャイブさんの書籍にもあったが、なかなか大統領とプライベートな感じを共有するのは、緊張も強いられ至難のようだ。クリントン大統領にスポーツのテレビ観戦を誘われるも、やはり長時間2人で時間を共有するのは無理だったと書籍にはある。 この本は、著者曰く「アメリカ人にとって食べ物が燃料の一種くらいにしか考えられていない時代」のホワイトハウスの調理場の改造から始まる。なぜなら、彼を雇用したヒラリーさんのゴール設定が極めて高かった為。 以下のように課せられたお題が強烈。 『アメリカのそれぞれの地方の料理と食材をうまく使うこと』、 『誰の料理にも負けない味を保つこと』、 『スタッフ用の食事も含めてホワイトハウスの食事全体を低脂肪で栄養価の高いものにすること』、 『家族用の食事は一般家庭と同じように個々の嗜好を覚え、栄養のバランスが取れたカジュアルなスタイルにすること』、 『ホワイトハウスでのレセプションをより国際色豊かでおもしろみのあるものにすること』、 『ホワイトハウスの歴史でシェフがどのような役割を果たすのか考えること』等々。 このお題故に、ヒラリーさんはレストランシェフではなく、ホテルシェフであるシャイブさんを雇う。この目利きぶりもヒラリーさんはすごい。 個々の料理の腕前競うレストランシェフでは上記のお題をこなすのは無理だからである。なにせ大統領ファミリーの普段料理に始まり、突然の訪問客から野外での3500人分の料理や国賓をもてなす料理、大統領の訪問先では慣れないホテルスタッフを使っての料理を提供するのだから。 やはり、トラブル対応なんかにも慣れたホテルシェフというのはあらためて凄いお仕事なのだな、と感心した。 白眉はフランスの大統領がやってくるところ(笑)。本作では、いたる所で自国大統領を自由世界のリーダー、最高の権力者などと持ち上げているが、フランス大統領を迎えるとなると、かなりの緊張感がホワイトハウス内に走るのがおかしい。 そのフランスの大統領とは、なんとシラクさん。「あんなまずい料理を作る国民は信頼できない」と英国料理と北欧料理をこき下ろした彼である。 このシラクさんを迎えての晩餐会、シャイブさんの料理を前にクリントン大統領のスピーチ、そしてシラクさんの食後のコメントもちゃんと記載されているので、ここはお楽しみである。 ヒラリーさんの料理観はなかなかで、好きかと言われると微妙なのだけど、とにかく何事も明確なビジョンをもって進めているのが素晴らしい。 その為、働く者たちに迷いがない。屋外パーティの暑さからスタッフシェフを守る為に、陸軍からモービルキッチントレーラーを借りてくる話、クリントン大統領はヒラリーさんがいない時に、いつもの健康志向を離れてステーキなどを楽しむ(笑)ので、あらかじめそれを想定して食材を揃える話等々、個々のスタッフが生き生きと仕事をしている。 赴任したばかりの著者が周囲の古参スタッフから疎まれている中、ヒラリーさんは厨房にわざわざ降りてきて45分も無駄な長話をする。その姿を見せて、暗にメンバー達は協力をするようにと示した逸話なども素晴らしかった。 レシピも満載のホワイトハウスシェフの回想録、お買い得という他ない(笑)。
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なんか、ホワイトハウスも割とぬるいんだな〜と。 しかし訳者も苦笑交じりに書いているように、 天皇が来たから、相手国に関係したものを出すぞ‼︎→北極産のイワナを出す→パンパシフィック‼︎ その後アイスランドからお礼→いや、アラスカ産ですから(どやあ!) と恐らく天皇には全く通じなか...
なんか、ホワイトハウスも割とぬるいんだな〜と。 しかし訳者も苦笑交じりに書いているように、 天皇が来たから、相手国に関係したものを出すぞ‼︎→北極産のイワナを出す→パンパシフィック‼︎ その後アイスランドからお礼→いや、アラスカ産ですから(どやあ!) と恐らく天皇には全く通じなかったであろう アホ理論を繰り広げるなど、 やっぱりアメリカ人てバカなんだな〜 と思わされるエピソード満載。 ヒラリーが大統領として戻った時 呼ばれるといいね… アメリカ人らしいどや感がちょいちょい鼻につく
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ホワイトハウスでこんなことが! こんなお食事が! こんな人間関係が! 興味深く、おもしろい内容でした☆
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