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テレワーク 「未来型労働」の現実 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2008/05/20 |
JAN | 9784004311331 |
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テレワーク
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〇新書で「コロナ」を読む③ 佐藤彰男『テレワーク』(岩波新書、2008) ・分 野:「コロナ」×「テレワーク」 ・目 次: はじめに 第1章 テレワークは新しい働き方か 第2章 在宅勤務とワークライフバランス 第3章 モバイルワークとオフィス革命 第4章 テレワーク...
〇新書で「コロナ」を読む③ 佐藤彰男『テレワーク』(岩波新書、2008) ・分 野:「コロナ」×「テレワーク」 ・目 次: はじめに 第1章 テレワークは新しい働き方か 第2章 在宅勤務とワークライフバランス 第3章 モバイルワークとオフィス革命 第4章 テレワークという名の自宅残業 第5章 在宅ワーク――家事・育児と仕事を両立させる切り札か―― 第6章 労働が見えなくなるということ おわりに ・総 評 本書は、テレワークという働き方の「現実」(=問題点)を分析したものである。出版年(2008年)を見れば分かる通り、コロナ以前に出版された本だが、それ故にテレワークを実態以上に理想化せず、冷静な分析が行われている。著者は大手前大学の准教授(当時)で、本書以外にもテレワークに関する研究書を発表している。 テレワークという働き方に潜む問題点とは何か――著者によれば、そのポイントは以下の3点にまとめられる。 【POINT①】労働の「不可視」化という問題点 テレワークによる在宅勤務が広がれば、働く場所や時間の共有がなくなるため、その働き方が「(他人から)不可視」化される。これにより、職場集団レベルでは「人間的なつながりの希薄化」が問題となる。即ち、労働条件がいくら過酷なものであっても、他人の働きぶりが目に見えない状態では、それが問題であることが認識できず、個々人がばらばらな状態では「強い抵抗力」を持てないという。こうした働き方は、さらに過酷な労働を生み出し、それが社会問題化しにくいという性質を持つと指摘する。 【POINT②】労働者の「自己裁量」という問題点 テレワークでは、限定的ではあるものの、労働時間などの点で働く側の自己裁量の幅が拡大される。こうした裁量権は、労働者に「自分の意思で選んでいる」という「錯覚」を与え、極端な長時間労働や信じられないほどの低報酬労働であっても「仕方ない」と思わせてしまっているという。事実、著者が実施したアンケートでは、低報酬で長時間労働の在宅ワークであっても、本人たちの気持ちだけを取り上げてみれば、大半の労働者が「続けたい」と回答したと指摘する。 【POINT③】テレワークを生かすも殺すも... 著者は「テレワーク」自体を否定するわけではなく、それが労働者の利益になるかは、周囲の社会や環境が「テレワーク」をどう運用するかだという。また、問題となっている「不可視化」や「強制された自己裁量」の弊害を防ぐには、労働時間の管理を徹底する必要がある。ただし、これまでも「偽装請負」や「日雇い派遣」といった新しい労働の形を考案し、大量のワーキングプアを生み出してきた日本社会において、テレワークだけが「よりよき労働」を生み出すと楽観することはできないと指摘する。 コロナ禍によって、テレワークをめぐる環境は劇的に変化したため、本書の議論でも時代遅れに感じる箇所は少なくない。しかし、外部の環境が変わろうとも、テレワークという働き方自体に潜む問題点は買わないことを本書は教えてくれる。 今日では、テレワークはより労働者の選択肢(可能性)を増やすものとして肯定的に語られる一方、その問題点は――否応なしにテレワークを始めざるを得ないという事情もあってか――あまり注目されていないように感じる。その点でも、コロナ以前に出版された本書が指摘する課題は重要な意味を持つと言えるだろう。 (1181字)
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7月24日 テレワーク・デイ にちなんで選書 東京オリンピックまであと1年… 1年後の7月24日は開会式。交通網の混雑が予想されるなか、テレワークの導入は進むのか…!?
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書籍としては発行から時間が経っているけれど、テレワークの現状についておおかた今と変わっていないかなと思いました。勉強になりました。
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