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蘇我氏の古代史 謎の一族はなぜ滅びたのか 平凡社新書421
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2008/05/15 |
JAN | 9784582854213 |
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蘇我氏の古代史
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仁徳朝以降、葛城氏が大王の外戚として勢力を誇った。 葛城襲津彦の娘の磐之媛命が仁徳皇后で、第17代履中天皇、第18代反正天皇、第19代允恭天皇を産む。 葛城襲津彦は、神功皇后、応神天皇、仁徳天皇のときに新羅討伐などで活躍。 安康天皇の暗殺事件、雄略天皇のときに、葛城氏は衰え、平群...
仁徳朝以降、葛城氏が大王の外戚として勢力を誇った。 葛城襲津彦の娘の磐之媛命が仁徳皇后で、第17代履中天皇、第18代反正天皇、第19代允恭天皇を産む。 葛城襲津彦は、神功皇后、応神天皇、仁徳天皇のときに新羅討伐などで活躍。 安康天皇の暗殺事件、雄略天皇のときに、葛城氏は衰え、平群真鳥が大臣、大伴室谷と物部目が大連に。 継体天皇以降、宣化天皇のとき、大伴金村を大連、物部麁鹿火を大連、蘇我稲目を大臣、阿部大麻呂を大夫に。大陸文化を吸収、中央集権化へ。 百済、新羅が勢力拡大、大伴金村が任那4県を百済へ与える。 蘇我稲目:大伴金村失脚で頭角表す。渡来人への統率力。尾張氏とも結ぶ。 蘇我馬子:物部氏滅亡で政界トップへ。崇峻天皇暗殺。大王、有力豪族も横暴を容認。馬子、炊屋姫、聖徳太子の3頭政治。 蘇我蝦夷:630年第一回遣唐使派遣 蘇我入鹿:大化改新。蘇我氏ほぼ滅亡。 660年高句麗、新羅、百済。新羅が唐と結び百済を滅ぼす
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先日久しぶりに古代史を扱う本を読んだらちょっと火がついてしまった。 蘇我氏の歴史について書かれた本を読んでみました。 蘇我氏と言えば一番有名なのは馬子?入鹿?だと思いますが、本当に蘇我氏が栄えた時期は短くて、六世紀半ばから七世紀半ばの100年くらいだけなんです。 人物も、稲目-馬子-蝦夷-入鹿の四代で終わり。(実際には大化の改新後も石川麻呂等が活躍してますが本家じゃないのでね) 稲目の時代に、今まで格下のものとみられていた渡来系豪族を登用し、その能力を発揮させて中央集権化をすすめ、 馬子の時代は、仏教を興隆して聖徳太子を政権の中心に導き、それにより中国文化を受け入れ、近代国家の仲間入りを果たすのです。 蝦夷の時代は、馬子から引き継がれた体制を強化しますが、遣隋使が定着し、遣唐使の時代に入ることで蘇我氏の存在意義が希薄に。 入鹿の時代は、それでも独裁政治を行おうとするとこに無理が生じてこのような結果に… 蘇我氏は私、百済系渡来人を祖先としていると思っていたのですが、著者の主張では渡来人ではありえなくて、稲目は葛城氏の分家だとのことでした。 また、物部と蘇我の関係は新鮮で、なんと!稲目と尾輿の関係は良好だったらしい。。それが馬子の時代になり、協調路線から対立路線に移行していったそうです。宿命のライバルではなかったのね。振興勢力の蘇我のことを由緒ある物部が相手にするわけないか。。 それと、仏教伝来は百済の聖明王から、と日本書紀には書かれているけど、当初の日本は仏教の教理には関心を持たず、仏教を学問的に扱うのは太子がはじめてだったそう。。 やっぱり太子は偉大だ! 学びが多い本ではなかったけれど、読み易くてそれなりに楽しめました。
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[ 内容 ] まだ不安定だった大和朝廷の中枢に突如現れ、百年にわたって権勢を誇った豪族・蘇我氏。 しかしその出自もはっきりしなければ、なぜ滅ぼされたのかも諸説さまざまである。 ただ確かなのは、彼らがこの国の土台作りで決して欠かせない役割を果たしたことだ。 豪族連合から天皇制国家へ...
[ 内容 ] まだ不安定だった大和朝廷の中枢に突如現れ、百年にわたって権勢を誇った豪族・蘇我氏。 しかしその出自もはっきりしなければ、なぜ滅ぼされたのかも諸説さまざまである。 ただ確かなのは、彼らがこの国の土台作りで決して欠かせない役割を果たしたことだ。 豪族連合から天皇制国家へ-。 古代史を駆け抜けた一族の全貌を描く。 [ 目次 ] 第1章 蘇我系大王の登場 第2章 蘇我稲目の時代 第3章 静かなる策士・蘇我馬子 第4章 蘇我・物部の戦い 第5章 用心深い二代目・蘇我蝦夷 第6章 王位争いと蘇我蝦夷 第7章 才能におぼれた蘇我入鹿 第8章 蘇我入鹿と山背大兄王 第9章 入鹿暗殺 第10章 蘇我石川麻呂の滅亡 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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