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若き日の思い出 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1957/09/15 |
JAN | 9784101057118 |
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若き日の思い出
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
調子が乗って来た読書に勢いをつけようと思い手に取った。武者小路実篤の「人生論・愛について」には手こずったが、「友情」「愛と死」はとても良く読めた感じがあったのだ。多分これも良く読めるだろうと思った。 良く読めた。前に読んだ二作品と違い、想い合う二人が目出たく結ばれる、読後気持ち良くなれた。 武者小路実篤はもっと若い頃、中学時代に出会いたかった。もっと立派な人間になれたかもしれない。彼の本を読むととても感化される。 然し死ぬ前に彼の本に出会えた事の方にもっと感謝すべきだろう。舟橋くん有難う。
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2019/11/10 武者小路実篤の絶版本だったのですが、入手できたので読んでみました。この人の今までの作品の内容からは180度違う、言ってしまえばハッピーエンド。純愛?みたいな感じ。 正子はどんだけいい人なんだ…。 この人の作品は、今までは親友に好きな人をぶんどられたり、愛して...
2019/11/10 武者小路実篤の絶版本だったのですが、入手できたので読んでみました。この人の今までの作品の内容からは180度違う、言ってしまえばハッピーエンド。純愛?みたいな感じ。 正子はどんだけいい人なんだ…。 この人の作品は、今までは親友に好きな人をぶんどられたり、愛していた人が外国から帰国したら亡くなってたりとバッドエンドのものばかりでしたが、この話はそんなことが一切ないので心穏やかになれると思います。 主人公の野島と、彼が好きになる正子が出会うまでの経過や、お互いに好きだと判明するときの様子、どっちがどれくらいお互いのことを好きかという謎の自慢合戦もありこの人の今までの作品と比べても明らかに古風なイチャイチャが多く展開されていると思います。 あー、昔の人は恋をこんな風にしていたんだなと思いました。 また、二人が一緒になるにあたっての彼らの家族のこともよく描写させれています。結婚に際しての両親の思い。特に正子の父が抱いていた思いが最後の手紙に書かれているのですが、自分の母(=正子の祖母)と自分の娘がそっくりで、そこに母の面影と当時の母の苦労を思って自分のことを考える場面は必読だと思います。 青春の思い出に加えて家族の愛も盛り込まれている内容だと思いました。こんないい作品が終戦直後に完成したというのもまた驚きです。
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この人の本を読んでいると、よし頑張ろう、真っすぐに生きよう、というピュアな気持ちが湧き上がってくる。 平凡な日常の尊さをさらりと、けれど確かな熱を込めて語っちゃうところが大好き。
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