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反文学論 講談社学術文庫
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反文学論 講談社学術文庫

柄谷行人(著者)

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反文学論 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1991/11/10
JAN 9784061590014

反文学論

¥495

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2022/04/09

数十年ぶりに再読。気の利いたことを断定的に言ってのける、そんな俺ってカッコイイ、と思っていそうな文章。言葉遣いはキャッチ―で、コピーライターの才能は確かにある。だから時代の波に乗れたのだろう。しかし、本書の実態は、単なる感想文であり、なぜかよく分からない八つ当たりであり、知的意匠...

数十年ぶりに再読。気の利いたことを断定的に言ってのける、そんな俺ってカッコイイ、と思っていそうな文章。言葉遣いはキャッチ―で、コピーライターの才能は確かにある。だから時代の波に乗れたのだろう。しかし、本書の実態は、単なる感想文であり、なぜかよく分からない八つ当たりであり、知的意匠をまとったハッタリである。 (追記)このように、読者も柄谷行人風の物言いにさせてしまうような魅力を持った文章だということも言えるのかもしれない。やくざ映画を見終えた観客が肩で風を切って映画館を出てくるように(笑)。

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2021/11/24

”だが、それは”もの”として恐ろしいのではなく、意識しようとしまいとそれが媒介的に意味するわれわれの生の条件が恐ろしいのである。ところが大江氏にとっては、原爆という”もの”が直接性として恐ろしいのだ。”(p13.6)

Posted by ブクログ

2020/11/14

柄谷行人 「 反文学論 」70年代後半の文芸時評。文学にそれほどの価値を見出していない 著者だから書ける 痛烈な批評。 「文学批評は 現在の知の総体における重要な実験室」 「小説は中年の仕事〜ガキの書くものなど うんざり」 新人作家などへの批判点と 中上健次、田中小実昌 の評...

柄谷行人 「 反文学論 」70年代後半の文芸時評。文学にそれほどの価値を見出していない 著者だから書ける 痛烈な批評。 「文学批評は 現在の知の総体における重要な実験室」 「小説は中年の仕事〜ガキの書くものなど うんざり」 新人作家などへの批判点と 中上健次、田中小実昌 の評価点が、著者の論理的思考に近づく方法だと思う。著者が文学や作家を評価するポイントは *言語の肉体性 *詩的凝縮である平淡な叙述 *過去を 地平の自明性(潜在的に当たり前と考えられていること)を転倒するために書く *作家は一つの病気と生涯 関わり続ける 吉本隆明「戦争の不可避性と不可能性」 戦争が不可避なのは明らかであると同時に 戦争は不可能そのものの現れである 坂口安吾「堕落論」 堕ちよ と叫ぶ言葉と裏腹に 倫理的な書。道徳的な人間が荒廃とみる現実をこうてしようとする価値転換がある フロイト「遊びの反対は真剣ではない、現実である」

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