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暗黒のメルヘン 河出文庫
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暗黒のメルヘン 河出文庫

澁澤龍彦(編者)

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暗黒のメルヘン 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1998/07/03
JAN 9784309405438

暗黒のメルヘン

¥825

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2022/01/23

澁澤龍彦が選んだ16編の中短編集。 怪奇的なものや少しミステリーっぽいもの。 ファンタジーまでいろいろ楽しめる一冊でした。 龍漂譚 泉鏡花 桜の森の満開の下 坂口安吾 山桜 石川淳 押絵と旅する男 江戸川乱歩 瓶詰めの地獄 夢野久作 白蟻 小栗虫太郎 零人 大坪砂男 猫の泉 日...

澁澤龍彦が選んだ16編の中短編集。 怪奇的なものや少しミステリーっぽいもの。 ファンタジーまでいろいろ楽しめる一冊でした。 龍漂譚 泉鏡花 桜の森の満開の下 坂口安吾 山桜 石川淳 押絵と旅する男 江戸川乱歩 瓶詰めの地獄 夢野久作 白蟻 小栗虫太郎 零人 大坪砂男 猫の泉 日影丈吉 深淵 埴谷雄高 摩天楼 島尾敏雄 詩人の生涯 阿部公房 仲間 三島由紀夫 人魚紀聞 椿賽 マドンナの真珠 澁澤龍彦 恋人同士 倉橋由美子 ウコンレオラ 山本修雄

Posted by ブクログ

2020/06/24

澁澤龍彦編集の『日本版怪奇小説傑作集』。 16篇中ほとんどが癖のある…というか、もってまわった言い回しばかりのお話で、えらく読むのに時間がかかってしまった。澁澤さん自身は、それを称して「人工的なスタイル」と言っているんだけど、ちょいと仰々しいかなぁ。 面白かったのは、『桜の森の満...

澁澤龍彦編集の『日本版怪奇小説傑作集』。 16篇中ほとんどが癖のある…というか、もってまわった言い回しばかりのお話で、えらく読むのに時間がかかってしまった。澁澤さん自身は、それを称して「人工的なスタイル」と言っているんだけど、ちょいと仰々しいかなぁ。 面白かったのは、『桜の森の満開の下』(坂口安吾)、『押絵と旅する男』(江戸川乱歩)、『瓶詰の地獄』(夢野久作)。…前半ばっかじゃないか。

Posted by ブクログ

2018/02/18

澁澤龍彦による国産幻想小説アンソロジー、全16編。 1.泉鏡花「龍潭譚」 2.坂口安吾「桜の森の満開の下」 3.石川淳「葉桜」 4.江戸川乱歩「押絵と旅する男」 5.夢野久作「瓶詰の地獄」 6.小栗虫太郎「白蟻」 7.大坪砂男「零人」 8.日影丈吉「猫の泉」 9.埴谷雄高「深淵...

澁澤龍彦による国産幻想小説アンソロジー、全16編。 1.泉鏡花「龍潭譚」 2.坂口安吾「桜の森の満開の下」 3.石川淳「葉桜」 4.江戸川乱歩「押絵と旅する男」 5.夢野久作「瓶詰の地獄」 6.小栗虫太郎「白蟻」 7.大坪砂男「零人」 8.日影丈吉「猫の泉」 9.埴谷雄高「深淵」 10.島尾敏雄「摩天楼」 11.安部公房「詩人の生涯」 12.三島由紀夫「仲間」 13.椿實「人魚紀聞」 14.澁澤龍彦「マドンナの真珠」 15.倉橋由美子「恋人同士」 16.山本修雄「ウコンレオラ」 既読作も多々あるが、 15.辺りが気になったので購入、読了。 以下、今回初めて読んだ中で印象深かった作品について。 ■泉鏡花「龍潭譚」  千里少年は一人で遊びに出て道に迷い、  途方に暮れたところを見知らぬ美しい女に助けられる。  翌日、美女の下男のような老人が家まで送ってくれたが、  保護者である叔父らに神隠しや狐憑きを疑われ……。  ※母を亡くした少年の清楚で優しい姉と、   偶然出会った謎の妖艶な美女。   二人の女性は一人の母親の   分裂したイメージのよう(おっぱい対決ww!!)。   少年の心は彼岸へ渡った母の化身に   引き寄せられるが、姉が彼を現実に繋ぎ止める。 ■石川淳「葉桜」  窮乏した絵描きが杜撰な地図を頼りに  遠縁の別荘へ金の無心に向かうと……。  ※序盤の麗らかで、のほほんとした雰囲気が、   ハタと一転する瞬間が恐ろしい。   息の長い――ノンブレス(?)な――文章に   うっとり。 ■倉橋由美子「恋人同士」  一組の男女と(多分)二匹の仔猫たちによる  四角関係。 ところで、中井英夫作品が選ばれていないが、 その頃ケンカでもしていたのか(笑)?

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