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故事成語で中国を読む ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/05/10 |
JAN | 9784480424334 |
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故事成語で中国を読む
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
もとがちくまプリマーブックスだから、非常に読みやすい。 故事成語となった有名な漢文を、原文を織り交ぜて解説している。 同趣の本はいくらもあるが・・・まず一冊目にはいい本ではないだろうか。 個人的に勉強になったのは、「白虹、日を貫く」のくだり。 (なお、この件は、原文は載ってお...
もとがちくまプリマーブックスだから、非常に読みやすい。 故事成語となった有名な漢文を、原文を織り交ぜて解説している。 同趣の本はいくらもあるが・・・まず一冊目にはいい本ではないだろうか。 個人的に勉強になったのは、「白虹、日を貫く」のくだり。 (なお、この件は、原文は載っておらず、出典も示されていない。) 未だに原典に戻って読んだことはないので、つい、『源氏』に引かれた一節としてしか認識していなかった。 ちなみに、源氏の方は、「史記」の、燕の太子丹が秦の王、政を討とうと刺客荊軻を送る場面から採っているとか。 けれど、本書で引かれているのは、そこではないようだ。 出典は書かれていなくて・・・調べてみたら「戦国策」のようだ。(それは本文にきちんと書いて欲しかった) やはり秦王政に関わるところで、土地を奪われようとしていた安陵君に派遣された唐且のエピソードから、「白虹貫日」は出ているらしい。 唐且は権柄ずくに迫る秦王に、天の意志を受けた「布衣の怒り」の恐ろしさを身を持って示した。その言葉の一部が「白虹貫日」だったのだと。 これだけでも、けっこう目からウロコだったのだが・・・ 日本でこのフレーズが広まったのが米騒動という話にもびっくり。 米騒動報道を差し止められた大阪朝日新聞が、寺内内閣を批判する記事を出した中に、この言葉があり、これが問題視され、発禁、朝日の社長襲撃事件などを引き起こしたという。 出典や、原文の一部を示して欲しかったという憾みはあるが、この一事を知れただけでも、読んでよかったと思う。
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