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稲垣足穂 ちくま日本文学016
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2008/05/10 |
| JAN | 9784480425164 |
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稲垣足穂
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
独特の感覚が漂う作品で、読者はまるで異空間にいるような体験をすることができます。時間や観念を超えた美しさと妖しさが融合した文章は、心に深く残る印象を与えます。特に、夢の記憶や暗示的な要素が散りばめられた不思議な物語は、読者を引き込む魅力を持っています。多くの感想では、作品がもたらす異次元の感覚や、深い没入感に対する高い評価が見られます。また、他の作品を読む前にこの作品に触れることで、著者の独特な世界観をより理解できるという意見もあり、興味深い読書体験を提供してくれます。特に、言葉の響きや表現が印象に残る点も、作品の魅力を一層引き立てています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
中身を理解するというより、読んでいるうち、自分が異空間にいるような、重量や時間、観念を越えた 美しく妖しい中に漂う感覚。
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アンソロジー。 著者は、天文学が好きで月やら星やらのことをよく書いているようだ。他には少年愛や機械を好む傾向がある。日記的な作品を読むと、戦時中の灯火管制の下(星や月がよく見えただろう)このように楽しんでいたとすると、強かというかやるなと思う。 「一千一秒物語」はたしかに楽...
アンソロジー。 著者は、天文学が好きで月やら星やらのことをよく書いているようだ。他には少年愛や機械を好む傾向がある。日記的な作品を読むと、戦時中の灯火管制の下(星や月がよく見えただろう)このように楽しんでいたとすると、強かというかやるなと思う。 「一千一秒物語」はたしかに楽しい。日本人的な作品ではない。現代でいうとこの話の短さは、リディアデイヴィスのようだ。しかし、内容としては、月や星をなんでそんなに急に殴りつけたりしたいのか不明だ。暴力的すぎるだろ。それから同じような話が何度も出てきて飽きる。星の粉をパンにしたり、星を飲んだり吸ったりしているのは、おいしそうではある。他にも「星を売る店」は詩的で素敵である。 収録されている、「山ン本五郎左衛門退散仕る」はすごく面白い。原作は平太郎化物日記(稲生物怪録)として知られているもの。 最後に収録されている「異物と滑翔」は読むのがものすごく苦痛な代物。澁澤龍彦感がある話題だが、訳のわからない独善的な文章で自分の妄想をベルクソンやらフロイトやらハイデガーやらフランスの詩人やらのことを引き合いに出してこじつけながら嬉しそうに話しているのが気持ち悪くてしょうがない。意味不明であり、主張していることも何ら正しいとは思えない。フロイトが過去の遺物になるに伴って、フロイトの話に依拠してきたこういう作品も唾棄すべきものとなるのは必然なのだろう。
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稲垣足穂 1900-1977 「大阪・船場の生まれ。幼いころ兵庫県の明石に転じ、神戸界隈で育つ。少年時はヒコーキに熱中。関西学院卒業後、上京。はじめ飛行家、ついで画家をめざした。文学に転じたのち佐藤春夫の知己を得て「チョコレット」「星を造る人」を発表。イナガキ・タルホの名前で「一...
稲垣足穂 1900-1977 「大阪・船場の生まれ。幼いころ兵庫県の明石に転じ、神戸界隈で育つ。少年時はヒコーキに熱中。関西学院卒業後、上京。はじめ飛行家、ついで画家をめざした。文学に転じたのち佐藤春夫の知己を得て「チョコレット」「星を造る人」を発表。イナガキ・タルホの名前で「一千一秒物語」を出す。放浪生活のかたわら、文壇とは遠いところで独特の作風による小説を書きつづけた。」(表紙カバーの折り返しより引用) どういう経歴だ、とつっこみつつ、作品を読むと妙に納得してしまう。 「一千一秒物語」では、ひたすらお月様とお星様とケンカをしている気がする。カチン!パタン!ピシャ!という衝突音が聞こえて、目の前がチカチカしてくる。 しかし、月や星を単純に擬人化しているのとも異なる。「ポケットの中の月」の冒頭を読んで、目が点になった。「ある夕方 お月様がポケットの中へ自分を入れて歩いていた」 こんな自由な一行は、どんなに純粋な子供にだって書けないのではないか。 決まりめいたものから超越した、浮遊感のある世界。正直なところ、私には合わなくて、「一千一秒物語」と「チョコレット」だけで挫折してしまった。 勿論メルヘンチックな作品ばかりではないし、『少年愛の美学』は読みたいと思ったこともあったが、本書の「異物と滑翔」すら読めそうにない。
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