巨竜のかたち 甦る大中華の遺伝子

信太謙三【著】

• 販売会社／発売会社: 時事通信出版局/時事通信社
• 発売年月日: 2008/05/15
• JAN: 9784788708556

商品レビュー

2012/09/19

地元の図書館で読む。中国共産党の将来に悲観的です。これは、現在の論調と大きく異なります。現在、中国の共産党の将来に楽観的なものが主流です。何故、見方が異なるのでしょう。悲観的に考える人も、楽観的に考える人も、中国の共産党の運命を握るのは、台頭する中産階級だと考えている。悲観的に考える人は、中産階級は中国共産党を支持しないと考えている。それに対して、楽観的に考える人は、中産階級は中国共産党を支持すると考えている。経済発展とともに、中産階級は台頭してくる。彼らの多様な利害を調整するためには、一党独裁では、利害調整は不可能だと考えられる。それに対して、多様な利害こそが、中国共産党を支えると指摘している。中産階級は、農民等の他の利害関係と異なる人たちではなく、自らの利害を守る政党として、中国共産党を考えている。さて、どちらの考え方が正しいでしょう。僕は、楽観的な立場を支持します。

2008/08/03

ジャーナリスト（時事通信記者）による現代中国論。
「わなにはまった三洋電機！？」「ストップした相続税導入構想」「奴隷復活と断裂社会」「辛苦的工作不赚钱 ，赚钱的工作不辛苦」