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宗教哲学入門 講談社学術文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2008/05/10 |
| JAN | 9784061598751 |
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宗教哲学入門
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
宗教の役割や存在意義を探る本書は、仏教、キリスト教、イスラム教という三大宗教を哲学的視点から解説しています。各宗教の歴史や教義を簡潔に紹介し、鈴木大拙や西田幾多郎などの思想を通じて、信仰と知の違いや救済の概念について議論が展開されます。特に、現代社会における「空虚」な生の苦悩に対する宗教の役割を問い直し、無信仰の中での信仰のあり方を考察する点が印象的です。また、著者の独自の視点が強く反映されており、刺激的な内容となっています。宗教哲学の広範なテーマを扱いながらも、深い洞察を提供する一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
世界の三大宗教とされる仏教、キリスト教、イスラム教をとりあげながら、哲学の立場から宗教をめぐる基本的な問題についての解説がおこなわれています。 本書ではまず、仏教、キリスト教、イスラム教の簡潔な歴史を紹介し、それぞれの哲学的解釈の例として、鈴木大拙、波多野精一、井筒俊彦の議論の...
世界の三大宗教とされる仏教、キリスト教、イスラム教をとりあげながら、哲学の立場から宗教をめぐる基本的な問題についての解説がおこなわれています。 本書ではまず、仏教、キリスト教、イスラム教の簡潔な歴史を紹介し、それぞれの哲学的解釈の例として、鈴木大拙、波多野精一、井筒俊彦の議論の解説がおこなわれています。さらに著者は、フォイエルバッハ、マルクス、ニーチェの宗教批判をとりあげ、それに対する反論を展開しています。 本書の後半では、救済や絶対者、信仰と行為という、著者が考える宗教哲学上の主要問題についての議論がおこなわれています。とくに絶対者の概念にかんしては、西田幾多郎の宗教哲学が「絶対無にして絶対有」の立場であり、それは端的にいえば「色即是空」の世界であって、「絶対有は絶対有としての意義は認められていない」と結論づけます。これに対してキリスト教の三位一体論が、「絶対有にして絶対無」の立場として特徴づけられており、とくに救済の問題をめぐってこの立場がもつ意義が論じられています。 最後に著者は、現代において人びとが空虚に陥っているという問題をとりあげ、これこそが現代の宗教にとって最大の問題だと述べています。この問題に対して著者は、イエスの十字架上の死に「無信仰の信仰」を認め、ここに無信仰の時代における信仰のありかたを問いなおすきっかけを見いだそうとしています。 本書とおなじく放送大学のテキストがもとになっている『西洋近世哲学史』(2005年、講談社学術文庫)にくらべて、著者自身の立場が強く押し出された内容になっていますが、教科書的な記述とはちがって刺激的な内容だと感じました。
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宗教は信、哲学は知である。信に根拠はいらないが、知はそうではない。 仏教における悟りとは真理に目覚めること、その反対は無明である。無明とは我に執着することである。仏教の関心事は苦からの救済である。 キリスト教は、ユダヤ教の旧約聖書を廃止するのではなく、完成するべきものとと捉えたた...
宗教は信、哲学は知である。信に根拠はいらないが、知はそうではない。 仏教における悟りとは真理に目覚めること、その反対は無明である。無明とは我に執着することである。仏教の関心事は苦からの救済である。 キリスト教は、ユダヤ教の旧約聖書を廃止するのではなく、完成するべきものとと捉えたため、正典として残した。神を信じ、誰であろうと隣人を愛することが最も根本的な教えである。 キリスト教的宗教とは、他者において、他者よりして、他者の力によって生きることであるとする。絶対的他者とは神である。神は威厳により人を裁き、裁いた人を愛により赦す。 イスラム教の教えは六信五行にまとめられる。信と行とが不可分とされていることが重要である。意識と世界は多元的であるとし、霊的意識や霊的世界の神秘性を説く。 仏教における絶対者は空であり、キリストイスラム教の絶対者は神である。 禅宗は自力、浄土宗・キリスト教は他力、イスラム教は自力により他力に至り、絶対者によって救済されるとする。 現代における救済は苦ならざる苦、すなわち空虚からの救済である。 マルクスをはじめとする近代ドイツ哲学者は宗教そのものを否定する。カントは霊的世界は認識不可能であるから理性による考察の対象から外すべきとした。 諸宗教の信仰は異なるが、実は根本においては一つであると指摘するものもいる。
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一口に宗教哲学と言ってもあまりに範囲が広すぎる。いくら 世界三大宗教に的を絞っているとは言え、その全容を文庫 1冊にまとめるのは無理というもの。しかも後半になれば なるほど「著者個人の宗教」に対しての哲学になっていく ので、つっこみたくなるところがどんどん多くなって いく(苦笑)...
一口に宗教哲学と言ってもあまりに範囲が広すぎる。いくら 世界三大宗教に的を絞っているとは言え、その全容を文庫 1冊にまとめるのは無理というもの。しかも後半になれば なるほど「著者個人の宗教」に対しての哲学になっていく ので、つっこみたくなるところがどんどん多くなって いく(苦笑)。入門とはなっているが、この本一冊で門下生に なるのはおそらく無理なのではないかな。
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