オレがコーチかよ!? 杉並区立和田中女子テニス部の950日

深田悦之【著】

• 販売会社／発売会社: 毎日新聞社
• 発売年月日: 2008/04/30
• JAN: 9784620318806

商品レビュー

2018/12/15

昔、民間企業出身者が校長になって話題だった杉並区立和田中の、女子テニス部のコーチの話。ミュージシャンで、音楽の授業の補助をボランティアでしていたら、校長からコーチとしてもスカウトされた。

たまたま家にあったから読んだが、けっこうおもしろく、涙腺が緩んでしまった。かなりいい話。

2016/11/04

じわっと泣いた。
難しい年頃の女子中学生たちを相手に、外部コーチとしてテニスを教えているミュージシャン・深田悦之さんの奮闘記。
「女子中学生」と「ブカツ」というキーワード。
部員一人一人の個性、性格、悩み、やる気、家庭事情。
ジョッチ、アイリ、リンリン、リサ、アンナ、モモヨ。
読みながら出てくる女の子たち、みんなにエールを送りたい気持ちになっていた。

うちのムスメも推薦され不本意ではあったが部長になり、まとまりのない部員たちを１年間まとめてきた。
やっと引退できて、一番喜んでいたのがムスメだった。
今だから言うけど、すごく辛かった、と言われた。
リサとムスメがだぶってしまった。

ムスメの部にも、外部からの指導者がいたら、少しは違ったかもしれない。
学校の先生ではない、外の人。
やはり子どもには「斜め上の大人」が絶対必要なんだよな。
…なんてことを思ったり。

杉並区立和田中学校というのは有名だそうだ。
確かに藤原校長の行動力と柔軟さは際立ったものがある。
こんな学校なら、生徒たちは絶対楽しい。

2010/08/30

確かに現実は厳しい。人生なんて放っておけば、ただ退屈な毎日の繰り返しだ。だから夢を持つんだ。きっかけはどうであれ、僕はあの中学校のクレーコートに未来を感じ、コーチすることを選んだ・・・・
何が正しいのかはわからない。でも、僕と子供達があの場所で出会ったことは決してただの偶然じゃない。だから僕達はやめないでここに来た。迷い迷いでもここまで来た。僕達はまだ夢の途中にいるんだ。