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火星ルンバ(文庫版) ちくま文庫
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火星ルンバ(文庫版) ちくま文庫

吉田戦車(著者)

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火星ルンバ(文庫版) ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2002/01/11
JAN 9784480036995

火星ルンバ(文庫版)

¥220

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2018/01/10

吉田戦車のマンガは、時々売られてゐるのを見つけると、ついつい買つてしまひたくなるマンガである。 火星といふ世界は、どうも色々な想像をかきたてる世界である。地球上でも縦横無尽に暴れてゐた想像力が、地球上を突破して、さらに自由に駆け巡る。 火星といふ土地柄のせいか、概念のナンセンスさ...

吉田戦車のマンガは、時々売られてゐるのを見つけると、ついつい買つてしまひたくなるマンガである。 火星といふ世界は、どうも色々な想像をかきたてる世界である。地球上でも縦横無尽に暴れてゐた想像力が、地球上を突破して、さらに自由に駆け巡る。 火星といふ土地柄のせいか、概念のナンセンスさは今まで読んだ中でも一番ではないかと思ふ。ものの名前、性別、社会システム、どれもとつても、ナンセンスなものばかりだ。しかもそれを、いとも簡単に、自然にやつてのけるから笑へてしまふ。 概念とはかくも簡単にひつくりかへる。そも、概念とはひとが生み出したものに過ぎない。信じるひとが変れば信じられる概念も変る。火星と地球のひとが出合ふといふことはなささうだが、育つた文化や環境が異なれば、かうしたことは往々にして生じることである。しかし、地球上においては、行き渡つた情報の網があるため、人間であるといふその前提に基づく以上のずれはない。人間であるといふ文脈が持ちうる情報は大きい。けれども火星は事情が違ふ。人間のやうで、人間ではない。地球の当たり前など、いとも簡単にぶち壊される。 それにしても、火星に行く地球の人間もかなり適応力が高い。大きな隔たりを前にしても、彼らはたくましく、そして楽しんで火星の生活を満喫してゐる。疑ひながらも手探りで、少しづつ巻き込まれながら過ごす火星生活は、まさしくルンバ。

Posted by ブクログ

2013/11/14

地球人が火星に侵攻し、火星人と付き合い始めて3年。 唄って、踊って、恋をして。 火星ルンバ!!温かい家を渡り歩く、渡り男が好き♡

Posted by ブクログ

2004/10/01

地球人と火星人との交流(?)を描いた、吉田戦車の短編集。一見ムチャクチャな設定の中でも、不思議と矛盾無くストーリーが展開されていく手法はやはり流石と言えるだけものがある。 「渡り男の季節」と「辺境のチーズ」辺りが良いですね。バカバカしくて。

Posted by ブクログ

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