- 中古
- 書籍
- 書籍
沖縄/草の声・根の意思
定価 ¥2,420
770円 定価より1,650円(68%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 世織書房 |
発売年月日 | 2006/09/10 |
JAN | 9784906388875 |
- 書籍
- 書籍
沖縄/草の声・根の意思
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
沖縄/草の声・根の意思
¥770
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
沖縄在住小説家・目取真俊が琉球新報、沖縄タイムスに寄せた発言を中心にまとめた時評集。巻末には掌編小説6篇も同時収録されている。辺見庸に「まるで生きのいい蔦」と評される彼の言葉は、地を這うようにして、いつのまにか浮ついた言葉しか発することのできなくなっていた私の足をすくい取った。 ...
沖縄在住小説家・目取真俊が琉球新報、沖縄タイムスに寄せた発言を中心にまとめた時評集。巻末には掌編小説6篇も同時収録されている。辺見庸に「まるで生きのいい蔦」と評される彼の言葉は、地を這うようにして、いつのまにか浮ついた言葉しか発することのできなくなっていた私の足をすくい取った。 —「こと」が終わってから書くのではなく、 「こと」が起こっているさなかに、 あるいはその前に書くことを大切にしたかった。(本書後書き) 「こと」のさなかに行動すること、思考すること。これがどんなに困難なことであるのかは、言わずもがなでしょう。「こと」のさなかに自分が投げ込まれているのだと自覚することからして難しいのだから。この人はこともなげに難なくそれをやってのける。
Posted by
1990年代後半から2001年5月までの目取真俊の時事評論と6篇の掌篇小説がまとめて読める一冊。 2000年は特に、サミットについての記述が目立つ。 2000年4月から沖縄に住み始めた私にとって、沖縄サミットはなにがなんだかわからないうちに頭の上を通りすぎた台風のようなものだった...
1990年代後半から2001年5月までの目取真俊の時事評論と6篇の掌篇小説がまとめて読める一冊。 2000年は特に、サミットについての記述が目立つ。 2000年4月から沖縄に住み始めた私にとって、沖縄サミットはなにがなんだかわからないうちに頭の上を通りすぎた台風のようなものだった。戒厳令状態に確かな反発を感じながら、胸にわだかまるものを言葉にすることはできなかった。 今、あらためてその年をふりかえり、自分があまりにも大きな状況を見過ごしてしまったことに愕然とする。 そして、もっとも素直に心に落ちてくるのは1999年7月3日に「琉球新報」に掲載された「記録された声」という文章だ。コザ暴動の映像に触れながら、他者の体験を<記憶>として継承することの可能性について述べられている。他者の声、他者の体験から生じる意味を考えることが、今、確実に必要な営みなのだと思う。
Posted by
1999年から2001年までのエッセイと、掌編小説が数編、掲載された本だ。 今から10年ほど前、この頃から日本が急激に右に傾いてきたのだということが再確認できる。政権が変わって、少しはそのスピードが緩んだのかもしれないが、油断はできないと思う。 しかし、14年前から普天間基地の移...
1999年から2001年までのエッセイと、掌編小説が数編、掲載された本だ。 今から10年ほど前、この頃から日本が急激に右に傾いてきたのだということが再確認できる。政権が変わって、少しはそのスピードが緩んだのかもしれないが、油断はできないと思う。 しかし、14年前から普天間基地の移設のことで大きな問題になっていたことを知らなかった自分は、かなり恥ずかしい。
Posted by