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拷問者の影 新しい太陽の書 1 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2008/04/25 |
| JAN | 9784150116606 |
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拷問者の影
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拷問者の影
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商品レビュー
3.4
16件のお客様レビュー
やや長めのセンテンスで綴られていく主人公の独白は文学的な言い回しが多く、リズムの良さに心地よさを覚えややもすると眠気を誘う。"拷問者"を生業とする彼と彼を取り巻く世界がどのようなものなのかはじめは何となくでしか見えてこず、語られるエピソードもどこにどう繋がって...
やや長めのセンテンスで綴られていく主人公の独白は文学的な言い回しが多く、リズムの良さに心地よさを覚えややもすると眠気を誘う。"拷問者"を生業とする彼と彼を取り巻く世界がどのようなものなのかはじめは何となくでしか見えてこず、語られるエピソードもどこにどう繋がっていくのかがいまいち分からない。ただ、そこにまだるっこしさや不快感は無い。 話が進むごとに登場人物たちの新たな側面が描かれ、その都度この世界における"ルール"が明らかになっていき、その像は陰影を増していく。 ファンタジーらしい中世ヨーロッパっぽい街並みとそこで暮らす人々の様子が描かれるものの、ここには私たちが知らない職業と規則があり、どういった仕組みで社会がまわっているかを知る過程には「読み解く」という読書の楽しさがあった。 「拷問者」「決闘」といった血生臭い行為はタナトスを象徴しているようでもあり、セヴェリアンが出会い逢瀬を交わす女性たちはエロスの象徴といった役割があるように思われる。そうして光と影のコントラストが強まることでまた一歩私たち読者は『新しい太陽の書』の秩序を知ることとなる。 同時に、読み進めても読み進めても決定的なところに靄がかかったままでもあり、その「分からなさ」に惹かれている自分に気づく。この先新たに提示される秩序が如何なるものなのか、という好奇心が持続する。 そう、本書が描こうとしているのはおそらく「秩序」についてなのだ。1巻の時点では導入として現時点でこの世界を覆っているルールがどのようなものかを読者に伝えており、やや地味な印象を受けるものの、真っ当な冒険小説という側面も持っているためさほど退屈はしない。 秩序を知り、秩序から抜け出したセヴェリアンは果たして何処へ行くのだろう。その先にある新たな秩序とは如何なるものなのだろう。 いまはただ、それが知りたい。
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世界的SF作家ジーン・ウルフさん逝去 日本でも高い人気を誇る作家が、4月14日逝去。ご冥福をお祈りします。
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原書名:The Shadow Of The Torturer 世界幻想文学大賞、イギリスSF協会賞 著者:ジーン・ウルフ(Wolfe, Gene, 1931-、アメリカ・ニューヨーク、作家) 訳者:岡部宏之(1931-、翻訳家)
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