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日本人と中国人-なぜあの国とまともにつきあえないのか ノン・ブックノン・セレクト
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2005/01/31 |
JAN | 9784396500849 |
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日本人と中国人-なぜあの国とまともにつきあえないのか
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
なぜ、あの国とまともに付き合えないのかという副題だが、今どきのビジウヨ本とは全く違う。 諸外国が首をひねる日本の行動の不可思議さ。不自然さ。 原因は日本で生まれた唯一独自の政治思想といえる、「尊皇」思想のせい! 「尊中」が「尊皇」に代わる。「中朝」としての日本。 征韓論、二二六...
なぜ、あの国とまともに付き合えないのかという副題だが、今どきのビジウヨ本とは全く違う。 諸外国が首をひねる日本の行動の不可思議さ。不自然さ。 原因は日本で生まれた唯一独自の政治思想といえる、「尊皇」思想のせい! 「尊中」が「尊皇」に代わる。「中朝」としての日本。 征韓論、二二六事件、北支事変、台湾断交などの現象に見られる感情優先の極端性。どれにも通底する要因がある。 過剰に内面化して、規範に雁字搦めになり、新しいものを創造するのが苦手という国民性にも表れる。優れた日本人論にもなっている。 結局、辺境の島国であることの必然。ひきこもりオタクたる日本。最後に、そんな周辺文化でもそれゆえ客体化しやすいこと。それを受容して手放すことの有用性を説いている。我らがいかに健忘症なのか、まずはその病識を持つことが第一歩。 民族の行動の基盤は、対内的にも対外的にも同一であるということ。この視点は言われて改めて気づかされるが、これは言われてみれば当たり前でいつでもそうだな。
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日中国交正常化の時代に書かれた著書。 文化的には中国の属であるが、政治的には独立国家であった中世以前。 その区別が当たり前すぎてよくわからないまま、朝鮮を挟んだ中国との外交が おかしなことになっていく。自己の内なる中国と、外の実在する中国とが乖離して いく混乱の中で、「日本こそ真の中国である」との無意識の発見が登場する。 その状況は実は天皇にも、アメリカにも当てはまるとの著者の洞察はなかなか鋭い。
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日本人は、条約さえも感情が優先するという指摘は、同じく山本七平著「空気の研究」に通じると感じさせられた。 決断した者がどこにもいない、内なる天皇と外なる天皇、決して現実とかみ合うことのない理念にむかって感情を高ぶらせる日本人。 本書は70年代にかかれたものだが、まったく知らなかっ...
日本人は、条約さえも感情が優先するという指摘は、同じく山本七平著「空気の研究」に通じると感じさせられた。 決断した者がどこにもいない、内なる天皇と外なる天皇、決して現実とかみ合うことのない理念にむかって感情を高ぶらせる日本人。 本書は70年代にかかれたものだが、まったく知らなかった角度からの指摘に驚きが多かった。 思想に距離をおくことができて始めて思想史ができるという当たり前のことだが、的確な指摘であった。
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