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卍の魔力、巴の呪力 家紋おもしろ語り 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/04/24 |
JAN | 9784106036026 |
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卍の魔力、巴の呪力
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商品レビュー
2.3
5件のお客様レビュー
巴という紋は日本だけではなく,古代から世界各地で使われてきました。 が,同じ巴から「日本家紋総監」によると336種類という数多くの変種を作り出したのは 世界でもただ日本のみ!! 正方形のその有限な形に中に無限に美を見出したのは おくなき美の追求を好んだ人種なのでしょう,日...
巴という紋は日本だけではなく,古代から世界各地で使われてきました。 が,同じ巴から「日本家紋総監」によると336種類という数多くの変種を作り出したのは 世界でもただ日本のみ!! 正方形のその有限な形に中に無限に美を見出したのは おくなき美の追求を好んだ人種なのでしょう,日本人は。
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目下、家紋に興味を持っており、さらに紋屋という商売を知ったところだったため、紋章上絵師(紋屋)である著者に興味を持って読んでみました。 紋章上絵師(もんしょううわえし)、つまり紋屋とは、和服の礼服に紋を描き入れる職人のこと。 今ではすっかり数が減ってしまいましたが、その仕事柄、誰...
目下、家紋に興味を持っており、さらに紋屋という商売を知ったところだったため、紋章上絵師(紋屋)である著者に興味を持って読んでみました。 紋章上絵師(もんしょううわえし)、つまり紋屋とは、和服の礼服に紋を描き入れる職人のこと。 今ではすっかり数が減ってしまいましたが、その仕事柄、誰よりも家紋に精通していることになります。 今でこそ、家紋は、もともと家に伝わっているものだという薄い意識しかありませんが、戦国時代や江戸時代には、人々は家紋を非常に重んじ、またその美しさにもこだわりを見せたとのこと。 紋全体の九分の一の太さの輪の丸というのが、日本の美意識に叶ったものだとか。 そう言われても、今時のたいていの日本人にはピンとこないような気がします。 また、地方によって好みの違いがあり、関西が太丸をよしとするところを、江戸っ子は豪奢を野暮と見るため、あえて細い線にしたのだとか。 関西と関東の好みの差が家紋のデザインに反映されたというのは興味深いものです。 那須与一の家紋は代々一文字(丸に一の字)で、与一の名はこの一によったということも知りました。 戦国武将の家紋がいくつもあるのはなぜだろうと思っていたところ、武将だけでなく町人も、私的な所では自分の好みに合った替紋(かえもん)を使っていたそうです。 正式な席で使用する定紋と、遊びの時に使える替紋を使い分けた昔の人々。 オンリーワンというわけではなかったのですね。 清明桔梗と「ソロモンの星」「ダビデの星」との共通性にも言及しており、家紋のすべてを網羅しているわけではないにせよ、時代が違う人々がいかに家紋を大切にしていたのかがわかりました。 作家でもあるという著者は、和の芸に秀でた人のように文章が上品で丁寧。落ち着いて読むことが出来ました。
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待望の泡坂新刊!だったのに、やっぱりもうお爺ちゃんだからしかたないか・・・という感じ。 紋の話。それも前に読んだ事あるような話ばかり。まあ、新刊がでるってことは元気なんだと言うことで、よしとするか。
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