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国富ファンド・ウォーズ 「彼ら」は日本で何をしようとしているのか
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国富ファンド・ウォーズ 「彼ら」は日本で何をしようとしているのか

小森正彦【著】

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国富ファンド・ウォーズ 「彼ら」は日本で何をしようとしているのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2008/04/19
JAN 9784492443507

国富ファンド・ウォーズ

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商品レビュー

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2011/05/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

世界の国富ファンドの実態、現状、各国の状況が書かれている。文章は非常に簡潔で分かりやすい内容。 各章の巻頭に、まとめのポイントみたいなものがあって、非常に読みやすい。 ・ファンドは従来、米国債中心に投資をしていたが、サブプライム以降、株式、債券、不動産、企業買収、地域も欧米から、アジア、アフリカ、中東へと、投資対象が多様化、積極化してきている。    →機関投資家、金融機関をはじめ、米国債からのシフトはとめられない流れだと思う。  ファンド自体は、1950年代につくられたもの(サウジアラビア、クウェート)もあるらしく、最近、つくられたものが多い印象だったため、古いものもあるんだなと意外だった。 ・ファンドはM&Aに積極的みたいだけど、バックに政府の意向みたいのもあるから、危険な気がした。ただ、本書には「先進国の被投資先企業としても資本関係を通じ新興国に足がかりができ、新たな市場開拓の契機になる」とあって、一概にデメリットだけじゃないみたい。投資対象として出資を受けるのはいいけど、買収はちょっと怖いかな… →こういう状況で、イギリスはダーリング蔵相は基本的に歓迎らしい。というのも、ロンドンが世界の金融センターで金融仲介手数料稼ぎができるからみたい。  アメリカは、総論賛成各論反対。やっぱ企業によっては、安全保障上の問題が生じる可能性があるかららしい。自分自身もこのアメリカの考え方に近いかな。日本もアメリカに近く、防衛的。 ・水面下でファンドは、日本株にも徐々に投資を増やしてきている。でも、一部では戦略技術やブランド獲得を狙った買収も見られ、混乱が生ずる。ただ、ファンドの資金流入は株式市場に活況をもたらす一方、投資でなく投機対象だとリスクを伴う。まぁ、ファンドの資金をうまく利用するのがベターであろう。 ・日本の国富ファンドの可能性  日本の外貨準備は過大で、米国債中心。んでその米国債も2003から2004年の為替介入で増えたモノ。ちょっと調べたけどその時のレートは1ドル=110円。てことは、仮にファンド作って分散投資のため米国債を売ったら、確実に売却損がでる。現在1ドル=82円。やっぱ現実的じゃないわ。まぁ、本書にも国策もあって売却できないみたいだし。あと、本書には日本には積極運用できる人材もいないし、仮に外資系証券会社に委任したら手数料を貪り取られて終わりだそうだ。現状維持が無難では? ・「新興」国?「復興」国?  1人あたりのGDPの推移を見ると、西暦元年の時点では、中国、西欧、インド、アフリカのGDPは、北米・日本より10%以上上回っていた。西暦1000年になると、中国、インドがトップに躍り出て、西欧が三番手、日本と続く。1500年を過ぎると西欧が成長し、続いてアメリカ、日本と続く。んで最近になって、中国、インドが成長しだした。  GDPのシェアで見たら、西暦元年だと中国、インドで全世界の6割をしめていたそうだ。GDPは1人あたりGDP×人口なので一概に大きいとはいえないけど。要するに、今もそうだけど昔から、インド、中国の人口は多かったってこと。  いわゆる現在の新興国をなが~い眠りから覚めた復興国って見方は面白い。 以上…

Posted by ブクログ

2009/01/08

金融投資中東シリーズ第二段 イスラム金融の本を読んでいる時に、幾度となく遭遇した『国富ファンド』、一般的なファンドと何が違うのか? デブ的発想はかなり乏しい。こんなきっかけで読み出した中東関連の本2冊目である。国富ファンドと呼ばれる資金がどう動くかを見ているだけでも株式市場は面白...

金融投資中東シリーズ第二段 イスラム金融の本を読んでいる時に、幾度となく遭遇した『国富ファンド』、一般的なファンドと何が違うのか? デブ的発想はかなり乏しい。こんなきっかけで読み出した中東関連の本2冊目である。国富ファンドと呼ばれる資金がどう動くかを見ているだけでも株式市場は面白いのではないか? これまた貧相な発想だが、些細な疑問がきっかけで本を読むことで日常的に必要ない雑学が増えてくれてありがたいと思う。

Posted by ブクログ

2008/10/15

最近注目される各国の国富ファンドに焦点を当てた本。全体的な概説が多く、世界的なカネの流れを考える上で知っておくべき内容かと思った。

Posted by ブクログ

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