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「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術 PHPビジネス新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2008/04/21 |
JAN | 9784569648972 |
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「騙されない!」ための経済学
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商品レビュー
3.1
15件のお客様レビュー
全体的に胡散臭さはある。 ただ、メディアを鵜呑みにしている私のような経済知識の乏しい人間に、目の前を疑えと警鐘を鳴らすという意味で、とても興味深い本です。 特に面白かったのは第2章「新自由主義の弱肉強食の論理」。 新自由主義とはマーガレットサッチャーの採ったような、国営企業を次...
全体的に胡散臭さはある。 ただ、メディアを鵜呑みにしている私のような経済知識の乏しい人間に、目の前を疑えと警鐘を鳴らすという意味で、とても興味深い本です。 特に面白かったのは第2章「新自由主義の弱肉強食の論理」。 新自由主義とはマーガレットサッチャーの採ったような、国営企業を次々と民営化し、同時に規制緩和を進めるという、要するに労働力を注入し経済を活発にするという考え方です。 国内では小泉・竹中コンビから続く流れですが、モリタクさんは「新自由主義だけが、日本に与えられた唯一の選択肢では無い。」という考え。 そんなもの世界でもはや米英日だけで、現代では人間らしく働き、安くはないけれど世界中の人がその価値を認めるものを作る国に投資が集まるという考えになっているという。 これを知っちゃうと、早い・安い精神の国内メーカーはギクッとしちゃいますね。
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4年ほど前に森永氏が雑誌において、日本経済に関して、恐らく報道を鵜呑みにしていると騙されてしまいやすいポイントを庶民の立場にたって解説したものです。 今では民主党政権に変わってしまいましたが、前政権である自民党政権がいかに金持ちを優遇していたかが少しわかった気がしました。 ...
4年ほど前に森永氏が雑誌において、日本経済に関して、恐らく報道を鵜呑みにしていると騙されてしまいやすいポイントを庶民の立場にたって解説したものです。 今では民主党政権に変わってしまいましたが、前政権である自民党政権がいかに金持ちを優遇していたかが少しわかった気がしました。 金持ちは数は少なくても、支配者に占める割合はとても大きく、政治を動かす力を持っているので、資本主義においてはある意味、仕方のないことなのでしょうか。 最後に森永氏が提唱している「3年分の生活費の貯金があり、それを年3%で回せるのが理想(p204)」は、私も目指してみようと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・権力の側にいる者が、その他の無知な大衆から収奪する、これが資本主義の本質であり、この構造は資本主義システムが生まれてから変わらない(p16) ・誰が権力に媚びているか否かは、堀江氏が登場したときの彼の持ち上げ方によって判断できる(p26) ・日経というのは、お金持ちのための新聞、資本家や富裕層等の経済的に強い立場の人が喜ぶようにできている(p33) ・上海では、都心のマンション値段が2~3億円、バーでは1杯3000円のカクテルを飲んでいる、大半の労働者は月給1万円程度、これは完全なバブル(p39) ・バブルがいつ弾けるかは誰にも分からない(p42) ・日本経団連が発表した2007年ボーナス支給額は前年比較でプラスだったが、これは500人以上の大企業のみ、厚生労働省の調査ではマイナス、5人以上の企業が対象のため(p49) ・株を評価するときのポイントは、1)PER(株価収益率)、2)PBR(株価純資産倍率)、3)株主優待込の配当利回り(p56) ・旧UFJ銀行は要管理債権に対して55%もの引当率の引当金を計上させられた、合併後は、もともと過剰だった引当金は不要となり2006年3月決算では7000億円の利益を計上した(p65) ・物価=輸入価格+人件費+利益であり、ハイパーインフレはこれら3項目のどれかが極端に大きくなったときに起きる(p85) ・30年前には原油があと30年しかないと言われているが、現在では可採埋蔵量は150年あると言われている、この理由はOPECが嘘を付いていたから(p88) ・小泉改革が目指したものは、1)マーケットの分配をシフトして資本家に有利にした、2)金持ち優遇税制、3)子弟にスムーズに継承できる仕組み(相続税率の低減)、である(p108) ・庶民へは増税継続、配偶者特別控除廃止、老年者控除廃止、定率減税半減、合計で3.9兆円の増税(p109) ・地方には職場は3つ、農協・役場・建設業、農産物輸入で農協を、地方交付税カットで役場を、公共事業費削減で建設業をガタガタにした(p128) ・日本ではトップ0.1%の富裕層(10万人)が全収入の2%を占める、アメリカでは6%、20年前のアメリカは2%であった、20年前のアメリカが今の日本(p135) ・国の債務残高には、国の借金とは性格の違う2つ(財投債、政府短期証券)が含まれる、これを除くと、96年末の597から97年末は594兆円と減少している(p146) ・年金は70歳からの支給開始にすると、ちょうどよいと試算されるが、森永氏は増税(金融資産課税、法人税)をすべき(p159) ・自分で年金をつくるのは危険な選択、公的年金は税金の上乗せが最終的には2分の1まで引き上げられる(p160) ・経済全体が強くなって円高になるのが、日本には一番望ましい(p167) ・ギリシアでは48時間を越えて働くと特別の税金がかかる、それは100%、残業手当は全部税金で取られる、だからギリシアでは誰も残業しない(p179) ・3年分の生活費の貯金があり、それを年3%で回せるのが理想(p204) 2010/10/24作成
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資本主義は人を幸せにするか・・・ マスコミでもお馴染みの森永さんの著書。 バイアスのかかった情報の真髄をいかに理解していくかを 解いている本です。 経済用語、経済政策、国際ニュースの真髄を解説しつつ、 資本主義のトップでもある資本家に騙されないための 知識武装の重要性を客観的に...
資本主義は人を幸せにするか・・・ マスコミでもお馴染みの森永さんの著書。 バイアスのかかった情報の真髄をいかに理解していくかを 解いている本です。 経済用語、経済政策、国際ニュースの真髄を解説しつつ、 資本主義のトップでもある資本家に騙されないための 知識武装の重要性を客観的に伝えています。 資本主義=競争により経済は発展してプラスである と考えていましたが、資本主義の世界では、 労働者=労働力でしかないのです。 いつのまにか、私たちは、残業をして有給も使わず働いて と人間らしさを忘れてがむしゃらに働いていますが、 資本主義のトップである資本家から見れば取替えのきく 労働力でしかないのです。 だからといって、著者は共産主義や社会主義に変わればいい というのではなく、資本主義とは何かを伝え、 騙されないために知識武装をして、 人間らしさを取り戻すために、しっかり定時で帰り、有給を 取得し、権利を主張しようというのです。 この本を読んで、情報の真髄を読み解く知識を得る重要さと 人間らしさを取り戻すために、仕事以外でも人生を満足できる 何かを探していきたいと感じました。
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