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日と月と刀(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/04/12 |
JAN | 9784163269009 |
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日と月と刀(下)
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この小説、短い一節々々を2行ほどの文を小見出しよろしく冒頭に掲げ、そのまま描写を進めて、延々と読点で数珠繋ぎに繰り延べ、一節の終りまで句点をまったく打たないという型破りの文体で、それが却って流し読みを許さない。声こそ出さねどブツブツと音読するが如くで、上下巻読了にまあ時間の要したこと夥しいが、それだけにずいぶん愉しめたともいえる。読み終えてから、小説の動機となった作者不詳の「日月山水図屏風」が、女人高野とも謂われた河内長野の天野山金剛寺に伝えられてきたのを知った。 この絵、寺では毎年5月5日と11月3日の二日のみ特別拝観しているという。近く是非まのあたりにしてみたい。
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丸山健二 「 日と月と刀 」 下巻 無名丸の達観した境地を通して 著者の人生観を語った本。何はともあれ 自立して 生き抜け というメッセージだと思う 無名丸の達観した境地(著者の人生観?) *生と死、理不尽な運命、正邪の価値観を調節して 生き抜くこと *物事のすべてが正邪の両...
丸山健二 「 日と月と刀 」 下巻 無名丸の達観した境地を通して 著者の人生観を語った本。何はともあれ 自立して 生き抜け というメッセージだと思う 無名丸の達観した境地(著者の人生観?) *生と死、理不尽な運命、正邪の価値観を調節して 生き抜くこと *物事のすべてが正邪の両面を含んでいて〜生きているかぎりは罪の波を 進むしかないこと *悲しむべき生にも〜極楽に酷似した一角が現存すること しかし 疲れる本だった。硬派な文体が、単調的に続くので、上下巻2冊は 疲れる。1冊なら 驚きと感動を維持できたかも 「千日の瑠璃」のテーマにも通ずる〜息づいているのは 人や獣だけでなく、この世そのもの〜完全なる無も 完全なる存在もありえない〜万物は その中間で〜千変万化している 「月を見て日を失わず、日を見て月を忘れず、刀を見て人を侮らず、人を見て刀を棄てず」
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「生病老死だけで成り立っている世界ではなく、生と死が裏でしっかりとつながっている。」 この世に勝る世界は無いということ。
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