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黒の回廊 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1979/06/09 |
JAN | 9784167106454 |
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黒の回廊
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黒の回廊
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清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分...
清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分のところ。そこまでは、清張らしくない文章が続く。 とはいえ、普通の情景を描写しているだけではなく、ちょっとしたくすぐり、皮肉を差し込んでいるところは面白い。中盤より少し後に「英語には男性語、女性語がないから、「○○○○。」と男は言った、というように書かなくてはならないので、読んでいてだるい」というような話が入ってくる。 後半も、簡易裁判をひたすら会話だけで記載し、その内容もかなりコナン・ドイルなどの影響を強く受けたもの。外国である意味があるのか無いのか、少々疑問になってくる。 とはいえ、読んじゃうんだよなあ。読みにくいと思っているのに、読み始めると没頭してしまう。このへんが、清張の文のバランス感覚のよさというところでしょう。内容は結構単純です。
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