1,800円以上の注文で送料無料

本格推理(11) 奇跡を蒐める者たち 光文社文庫文庫の雑誌
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-03-00

本格推理(11) 奇跡を蒐める者たち 光文社文庫文庫の雑誌

光文社(著者), 鮎川哲也(編者)

追加する に追加する

本格推理(11) 奇跡を蒐める者たち 光文社文庫文庫の雑誌

定価 ¥680

605 定価より75円(11%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 1997/11/12
JAN 9784334725112

本格推理(11)

¥605

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/04/14

打率は5割といったところ。野球の記録ならば大記録だろうが、アンソロジーでは上のような点数になる。 今回の作品の中では「キャンプでの出来事」と「暗い箱の中で」が良かった。 前者はキャンプに同行した友人が遠く離れた人にメッセージを伝えるといった稚気溢れる好編で、真相はアンフェアぎり...

打率は5割といったところ。野球の記録ならば大記録だろうが、アンソロジーでは上のような点数になる。 今回の作品の中では「キャンプでの出来事」と「暗い箱の中で」が良かった。 前者はキャンプに同行した友人が遠く離れた人にメッセージを伝えるといった稚気溢れる好編で、真相はアンフェアぎりぎりだが、小説として愉しめたのが大きい。 後者は今をときめく石持浅海氏のアマチュアデビュー作で停止したエレヴェーターの中で起こった殺人を扱ったもの。好評を持って迎えられた『月の扉』のように閉鎖された極小空間で限定された人物で織り成される設定でこの頃から現在の萌芽が垣間見れるのが興味深い。主人公が一介のサラリーマンに過ぎないのも、今の作者の姿勢がそのまま現れている。 その他笑い話のような「イエス/NO」、クリスティの『オリエント急行の殺人』を髣髴とさせる「黄金の指」、ショートショート並に短いながらも強い印象を残す「この世の鬼」などがよかった。 最後の3編はガチガチの本格過ぎてパズル以外何物でもないという印象が強い。とくに最後の「つなひき」はあまりにも高等すぎ、また作中作も冗長で途中でどうでも良くなってしまった。 前巻が良かっただけに今回の一種退行したような作品群に失望を禁じえない。

Posted by ブクログ

2010/06/10

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2071521.html) (収録作品)この世の鬼(赤井一吾)/完全無欠の密室(飛鳥悟)/イエス/NO(有賀南)/暗い箱の中で(石持浅海)/つなひき(魚川鉾夫)/キャンプでの出来...

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2071521.html) (収録作品)この世の鬼(赤井一吾)/完全無欠の密室(飛鳥悟)/イエス/NO(有賀南)/暗い箱の中で(石持浅海)/つなひき(魚川鉾夫)/キャンプでの出来事(小松立人)/屈折の殺意(佐久間憲司)/怨と偶然の戯れ(鈴木康之)/JKI物語(司直)/黄金の指(目羅晶男)/さわがしい凶器(矢島麟太郎)/魔術師の夜(由比俊之介)

Posted by ブクログ

関連ワードから探す