美しい日本語帳

道行めぐ(著者), 一校舎国語研究会(著者)

• 販売会社／発売会社: 永岡書店
• 発売年月日: 2006/02/21
• JAN: 9784522423677

商品レビュー

2012/10/04

日本語の豊かな表現力は「花（桜）」ひとつとっても、季節、天気、散り方、
風景などを様々に表現します。

例えば「花明かり」「花の雨」「花冷え」「花筏」「花の下臥」などなど…

個人的には「花筏」という言葉がお気に入り。

桜を咲いて愛で、散って愛で、さらに散り落ちて川で揺蕩う姿まで
筏に見立てて愛でる感性が良い。

そんな美しい日本語が4つの四季に分けて掲載され、巻末には
日本の色、言葉遣い、和月なども紹介されている。

こんな美しい響きの日本語を会話に織り交ぜて話せたら
日本語を話す事がとても楽しくなりそうです(^-^)

▲ Hasuna facebook ▲
http://www.facebook.com/pages/Hasuna/490496260977525

2012/04/14

なじみのある言葉から初耳の言葉まで、わかりやすい説明とそれを表現した詩までついて、満足の一冊。
もう少しマイナーな言葉が多くてもよかったかな。

2011/06/01

季節の言葉、天候の言葉、人の世を織り成す言葉、など、たおやかな和言葉が季節毎に紹介されてあります。

何気なく日常の会話の中に散りばめられる様になれたら、素敵ですわーい（嬉しい顔）。

個人的に気になった言葉は、たなごころ（掌）でした。
手のひらを「掌」という場合、“手の心”という意味合いが込められているのだそうです。
「掌中の珠」は、最愛の子供を指しているのだとも書かれてありました。
なるほどなあと思うと共に、既に古き日本語として在ったんだなあという発見に、故人への尊敬の念でいっぱいになりましたクローバー。

奥ゆかしいだけではなく、大切な心を学べるような気さえしてしまう、素敵な御本です本。