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豪快さんだっ! 完全版(文庫版)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2008/04/07 |
JAN | 9784309409023 |
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豪快さんだっ! 完全版(文庫版)
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
クレイジー極まりない日本男児豪快さん。食い物屋でのメニューの選び方やエロビデオの購入の仕方が直球そのもので清々しいというか笑える。
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稲作は日本古来の信仰と深く結びついており 近代に入るまで、白米はハレの食事であったという …文明開化ののち、フランスからやってきたカツレツと この日本の米が出会って産まれたのが、カツ丼というものだ キリスト教には「三位一体」という考え方があって これはつまり「父」と「子」と「聖...
稲作は日本古来の信仰と深く結びついており 近代に入るまで、白米はハレの食事であったという …文明開化ののち、フランスからやってきたカツレツと この日本の米が出会って産まれたのが、カツ丼というものだ キリスト教には「三位一体」という考え方があって これはつまり「父」と「子」と「聖霊」を一体の神とするものであるが これをそのままカツ丼に置き換えることが可能だ すなわち「カツ」「めし」「卵」! フランス生まれのカツと日本生まれのめしが卵のとりなしで一体化する この現象を我々はいかにとらえるべきか? 芥川龍之介「神々の微笑」を見るがよい これと同じことが行われている 島国というミクロコスモスに取り込まれた「外部の血」は 日本の土と同化してしまうのだ それと同じことが、カツ丼というミクロコスモスにおいて行われたのだ だから今では、カツ丼は堂々たる和食としてカテゴライズされている なかなかに痛快なことだ カツとめしと卵の三位一体… 三にして一、一にして三、それがカツ丼であると わかっていただけたことだろう だがここでちょっと別の観点を取り入れたい 日本の食事には「御飯対おかず」の二元論が厳然と存在し、 その論に沿うならばカツ丼は 「カツの卵とじをめしにぶっかけたもの」の言い換えにすぎない これは、中身ぜんたいの撹拌を義務づけられた韓国のビビンバとは 一線を画する定義だ 日本人はつい、丼のなかのカツとめしを 同じペースで食べ進めようとしてしまう 先にも書いたとおり、カツ丼をひとつのミクロコスモスと見るならば それに対する人間は、秩序的な管理を課すものだろう 我々日本人は、カツ丼に秩序を求めるわけだ…しかしだからこそ 食事のすべてが終わったとき、不意に次のような考えも出る すなわち、「腹にはいれば一緒じゃん?」というね まさに諸行無常だが ここに到って、我々はついに「豪快」の門へとたどりつくわけだよ
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度外れた豪快さを発揮する、豪快の権化と呼ぶべき男の中の男、 小学校三年にして頑固親父の風格を漂わせ、 社会に出てからはビジネスターミネーターの綽名で呼ばれた 「豪快さん」こと、 大文字家の三男・虎男の暑苦し過ぎる生き様。 同著者の『新さん』も、かなり鬱陶しい蛮カラ野郎だが、 豪快...
度外れた豪快さを発揮する、豪快の権化と呼ぶべき男の中の男、 小学校三年にして頑固親父の風格を漂わせ、 社会に出てからはビジネスターミネーターの綽名で呼ばれた 「豪快さん」こと、 大文字家の三男・虎男の暑苦し過ぎる生き様。 同著者の『新さん』も、かなり鬱陶しい蛮カラ野郎だが、 豪快さんは更に上を行く破天荒っぷりでバカバカしい。 ただ、完全版ということで、 もしや収録されているかと期待していたエピソード、 うろ覚えだが確かタイトルは「豪快さんに聞け!」が 入っていなかったのと、 豪快さん関連じゃない話も一緒くたになっていたのが、 ちょっと残念。 っていうか、思っていたほど多くなかったんだな、 豪快さんシリーズ。
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