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嗜好品文化を学ぶ人のために
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嗜好品文化を学ぶ人のために

高田公理, 嗜好品文化研究会【編】

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嗜好品文化を学ぶ人のために

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 世界思想社
発売年月日 2008/04/30
JAN 9784790713296

嗜好品文化を学ぶ人のために

¥385

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2021/04/26

嗜好品とは何か。 飲み物や食べ物にとどまらない、嗜好品の世界を紹介する本。 参考文献の紹介も豊富で、どのようなテーマで調べれば良いかがよくわかる。

Posted by ブクログ

2014/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【人類文明史は、すべてを「遊び」に変えてきた】p1 衣食住〔自然→農耕→工業→情報〕 +遊 人類の営みは、遊びと楽しみに変えるプロセスだった? 【嗜好品とは?】p3 栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物 『広辞苑』 ①「通常の飲食物」ではない=栄養・エネルギー源としては期待しない。 ②「通常の薬」でもない=病気への期待はしない。 ③生命維持に「積極的な効果」はない。 ④しかし「ないと寂しい感じ」がする。 ⑤摂取すると「精神(=心)に良い効果」がもたらされる。 ⑥しばしば人と人との出会いや意思疎通を円滑にする効果を発揮する。 ⑦「植物素材」が使われる場合が多い。 ⇨してみれば「嗜好品」は、「遊びと楽しみの要素をはらむ飲食物だともいえよう。 →現代で言えば、携帯や音楽、テレビ、アクセサリー、アロマグッズなども当てはまる? 【緊張を緩め、出会いと意思疎通を円滑にする】p4 嗜好品のイメージ、図1 p9 図2, 3 p10-11 ところで、たばこ、酒、コーヒー、茶・紅茶などは本来、複数の人間が集まって楽しむものだった。儀礼的に用いられる場合が多かったともいえる。しかし、現代の都市社会では、それらが「個人的に使用される」場合が多い。p13 くわえて現代の都市生活者は、多忙やストレスや孤独にさいなまれている。ならば嗜好品に、リラックスや癒し、他者との交わりの楽しみを求めそうなものである。ところが、実際には「気つけ=覚醒」の効果を求める。しかも、その摂取法は「ひたすら個人的」ーここにもまた、不思議な矛盾撞着が見え隠れする。 飲酒は適度な酔い、すなわち酩酊にともなう気分の高揚、理性の減退をもたらす。こうした心身の反応の本体は、中枢神経系の抑制にある。p34 タバコの利用法: 葉や茎を加工して、噛んだり、水に溶かして飲んだり、粉にして鼻から吸ったり、燃やして煙を吸ったりする。p38 摂取法 乾燥した葉に石灰を混ぜて噛むチュウイング(噛みたばこ)、細かく砕いた粉を鼻から吸引するスナッフィング(嗅ぎたばこ)、葉を浸してニコチンを溶かした水を飲むドリンキングなどである。p40 都市パレンケの「十字架の神殿」に、パイプを口にくわえて煙をふかす、浮き彫りの神像がある。建造時期は7世紀末、1300年あまり昔の話だ。p39 覚醒効果や鎮静効果などの効用から、古代マヤ文明やアメリカ先住民社会では、たばこが「超自然的な力を持つもの」と考えられた。そして、自然災害の排除や戦争の勝利を神に祈願するさいの捧げ物、休戦協定のさいに敵味方がともに摂取する社交財、病気治療のための医薬品など、さまざまな目的に用いられた。 1853年にクリミア半島で起きた戦争以来紙巻きタバコ(シガレット)が急速に普及。兵士の間でいつでもどこでも吸えるたばこは、極度の緊張にさらされる戦場でそれを緩めてくれる常用品として広まった。p44 消費者は清涼飲料水を「実体としての製品」ではなく、「ブランドという情報」「パッケージという視覚情報」を重視し、消費を楽しんでいる。p51 レヴィストロースによる南アメリカのたばこ起源説話の分析例を紹介し、たばこが天と地、地と水の媒介をなしていて、神と人とのコミュニケーションを確立すると結んでいる。p159 『ストレスと快楽』ウォーバートン 人びとにとって、生きることは単に生き残ることではないのである。生活の質は、個人の欲求、要求、願望を満たすのに必要な手段を持つか否かによって決まる」 森鴎外「嗜好品は薬に似ている。それは必要なものであると同時に、毒になることもある」p230 <メモ> 嗜好品のない世界、どこか味気ない。 世界をちょっと良くするもの? QOLに寄与する。 嗜好品は人々の生活時間を変える? Ex. タバコ休憩、ティータイム

Posted by ブクログ

2010/05/25

酒・たばこ・コーヒー・茶の四大嗜好品はもちろん、香辛料や香り、調味料、携帯電話まで。 現代文化をわかりやすく読み取れた。

Posted by ブクログ

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