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タイマ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2008/03/29 |
JAN | 9784093862158 |
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タイマ
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商品レビュー
3.2
44件のお客様レビュー
本棚の整理をして処分する本として本棚から出したが、途中までしか読んでいなかったので今回読了。 タイトル通り、嶽本野ばら氏が大麻で捕まった件をモチーフにした小説(なのか)。その事件自体を私は知らなかったが、さもありなんとは思った。 私はタバコは吸うがそれは合法的な麻薬だからで、違...
本棚の整理をして処分する本として本棚から出したが、途中までしか読んでいなかったので今回読了。 タイトル通り、嶽本野ばら氏が大麻で捕まった件をモチーフにした小説(なのか)。その事件自体を私は知らなかったが、さもありなんとは思った。 私はタバコは吸うがそれは合法的な麻薬だからで、違法な麻薬には何の興味もない。そこには明確な線引きがある。 そういう線引きを易々と超えてしまうメンタリティはよく理解できないが、嶽本野ばらや伊勢谷友介などになぜだか惹かれるのだ。 ある種の危うさに惹かれるんだろうか? 小説自体は大麻の所持及び使用で逮捕された顛末がラブストーリーと絡めて綴られている。
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事実を元にしたフィクションとはいえ、これを出せるのは気合いが凄いなと感じました。 「僕」と「君」の恋愛小説でありながら、「僕」視点で逮捕され留置所のなかで過ごしていく描写が結構あり生々しい。嶽本野ばらの作品の中でかなり上位に「生活感」みたいなものを感じます。個人の釈明?とも取れ...
事実を元にしたフィクションとはいえ、これを出せるのは気合いが凄いなと感じました。 「僕」と「君」の恋愛小説でありながら、「僕」視点で逮捕され留置所のなかで過ごしていく描写が結構あり生々しい。嶽本野ばらの作品の中でかなり上位に「生活感」みたいなものを感じます。個人の釈明?とも取れるところはあまり聞きたくなかったな〜という本音もあり。 「君」も「僕」に憧れて大麻に手をつけてしまうところは、ショックも感じつつ「やっぱりな」とも感じました。それくらい強く共鳴する相手。ヒヤヒヤするくらいな2人ですが、ハッピーエンドで穏やかにひっついてて欲しいなあ。
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「肝心なのは、間違っていようが、己の遣り方を最後まで貫き通すことだ。もし、無意味な生があるのだとすれば、それは自分自身の闘志を放棄してしまった生だ」(本文より) 『世界の終わりという名の雑貨店』を初めて読んだ時から、この言葉を探していました。今、他の著作の感想を見てみると、私は...
「肝心なのは、間違っていようが、己の遣り方を最後まで貫き通すことだ。もし、無意味な生があるのだとすれば、それは自分自身の闘志を放棄してしまった生だ」(本文より) 『世界の終わりという名の雑貨店』を初めて読んだ時から、この言葉を探していました。今、他の著作の感想を見てみると、私はその信念のことを「我を貫く」と表現していました。周りから奇異の視線を投げられても、己を貫く──。『エミリー』『ハネ』といった作品を読んで受けた、魂を揺さぶるような衝撃と感動を、これで何度目でしょう、鮮明に思い出すことができます。 本作の中であいちゃんがこう言います。「私は全然本を読まないけれど、先生の本なら読める」と。まさしく私もそうでした。野ばらさん以外の作家の作品にはに目もくれない、というわけではないのです。野ばらさんの他にも大好きだと思える作家さんはいますし、愛読書もあります。けれども、野ばらさんの作品を読んでいる時だけは、どこか違う。上手く表現出来ませんが、どんな読書体験よりも充実して、強くなろうと思えます。 自分の遣り方が間違っていても、絶望したりなんかしない。絶望して、滅んで、自ら死んでしまうことは、誰でもできる。「僕は死に対する憧憬を封印する」のです。そして、足掻く。みっともないと言われようが、我を貫くのです。「死んでしまえば…」と思ったことが幾度あったか知れません。死ねば認められる、死んでこそ私ができあがる、まさしく「辻褄が合う」ような気がしていたのです。でも、そうではありませんでした。私は生きなければいけない。執拗に、執拗に生き続けてやろう。 ある人が「俺は27歳で自殺してやる」と言いながら、まだ死んでいません。最初は、結局怖くなったのか、ダサいなぁと思っていました。でも、今はその人が、限りなく愛おしく感じます。 あれ、作品の感想のはずが、私情を打ち明けるようになってしまいましたが、とにかく、私が『タイマ』を読んでこのように感じたのは、偽りのないこと。自分に正直に。我を貫いて。己の遣り方を最後まで、貫き通します。大麻はやらない方向で(笑)
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