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チャーム・スクール(下) 文春文庫
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チャーム・スクール(下) 文春文庫

ネルソン・デミル(著者), 田口俊樹(著者)

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チャーム・スクール(下) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1996/01/10
JAN 9784167309565

チャーム・スクール(下)

¥715

商品レビュー

4.4

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2021/03/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻の感想からの続き) しかし、ここで私はここでかなり不安だった。 外出さえもがこれほど困難なロシアの中でしかもチャーム・スクールを難攻不落の要塞の如く描いて物語が発展するのかと。 チャーム・スクールにどうやって潜入するのか? 捕虜たちをどう救出するのか? しかも上巻の最後ではこの主人公二人はロシアから強制帰国を命じられ、ロシアを離れようとするのだ。 まず前者の私の問いに対して、デミルは全く私の想像を超えた設定を持ち込む。 それは主人公二人をロシア側が誘拐し、しかもチャーム・スクールにてインストラクターに仕立てようとすることだった。これには全く以って脱帽。 しかもこの一種アクロバティックなプロットが上巻の彼らの行動、ストーリー展開の中で無理なく納得させられるようになっているのだから、見事としか云いようが無い。 さらに作者はここから読者を新たな世界へ導く。 戦争捕虜というものが―特にロシアにおける―、どのような仕打ちを受けるのか、これを淡々と冷酷に詳述する。その後、主人公二人はチャーム・スクールの内状を人々の出会いを交え、知っていく。 実は物語としてもっとも面白く感じたのはここだった。特にホリスがチャーム・スクールで再会するかつての戦友、彼がもう何処が本統の居場所なのかわからなくなったよと述懐する場面、またベトナム戦争で撃墜された時に捕虜として捕らえられていた副パイロットの心情を彼らによって教えられ、ホリスが長年抱えていたしこりを氷解させる場面はこの作品の中でのベストシーンだ。 物語はその後ホリスの、ロシアで長年一緒に勤務した悪友セスの潜入作戦を経て、脱出劇と壊滅劇が繰り広げられる。ここで明かされる前述の後者の問いの答えは非常にショッキングなもので、後味は悪い。特にチャーム・スクールに好まざるべくいるアメリカ人捕虜たちのストーリーが語られた後となっては。 デミルは登場人物一人一人に哲学をしっかりと設定する。そして彼らがその己の規範に従い、時には呪縛を感じながらも行動する。一人一人が脈打つ実在の人間のようだ。 この小説は単なるエスピオナージュ、スパイ小説ではない。人生讃歌である。誰一人として単なる主人公の引き立て役の駒で終わっていない。そういっても過言ではないだろう。 特に最後に杓子定規な正義が成されなかった点。ここに人生を生きることの難しさとデミルのアイロニーを感じた。一人でも多くの人がこの作品を読むことを期待する。

Posted by ブクログ

2015/01/02

デミルのユーモアと機知、アクションの融合があり、のちのコーリーシリーズの原型がある。ストーリーの唐突さが読み進んでいくと本当にありそうな気になってくる

Posted by ブクログ

2014/03/19

国外退去となり、シェレメーチェヴォ空港のパンナム(時代を感じる)の747に乗り込みKGBの魔の手から逃れたようにみえたが、機はミンスクの空港に降ろされ、リサとホレスはKGBに連れ去られ、イワノフ夫人のチャームスクールに舞い戻ってしまう。果たして二人は生還出来るのであろうか。スパイ...

国外退去となり、シェレメーチェヴォ空港のパンナム(時代を感じる)の747に乗り込みKGBの魔の手から逃れたようにみえたが、機はミンスクの空港に降ろされ、リサとホレスはKGBに連れ去られ、イワノフ夫人のチャームスクールに舞い戻ってしまう。果たして二人は生還出来るのであろうか。スパイ小説の王道を描いた骨太な作品である。

Posted by ブクログ

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