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源氏物語(巻三) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1980/10/01 |
JAN | 9784101127101 |
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源氏物語(巻三)
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
大河ドラマ光る君への影響で、円地文子訳を数十年ぶりに再読中。退職して時間ができたら、与謝野晶子訳も読み比べてみたい。 改めて感じたのが、宮中における儀式、忌みの多さ。こんなことばかりやっていたら仕事にならないだろうと思いつつ、そういえば、これこそが彼、彼らの仕事だったと思い出す...
大河ドラマ光る君への影響で、円地文子訳を数十年ぶりに再読中。退職して時間ができたら、与謝野晶子訳も読み比べてみたい。 改めて感じたのが、宮中における儀式、忌みの多さ。こんなことばかりやっていたら仕事にならないだろうと思いつつ、そういえば、これこそが彼、彼らの仕事だったと思い出す。 それから、庶民に対する直球の侮蔑、見下し。恵まれた我らこそ、庶民の生活を案じ、暮らしよく計らおう、などという思想なりノブリス・オブリージュがいっそ気持ち良いほど欠落している。それはそうだよなあ。どこの国でもまあ、そうだったろうなあ。 そして、女は何事にも鷹揚に構え、一事に打ち込んで秀でたり抜きん出たりするのは見苦しい、という記述。光源氏がたびたび口にするこの台詞、これはチクチク刺さる。藤式部の意図としては皮肉?それとも本音? どなたかも書いていたが、長台詞やくどくどしい言い回しなどもあり、通しで読むのはわりとしんどい。その日の気分で選んだ箇所をさらっと読むのがいいのだろう。 私にとって平安は、華やかだけど非人間的な場所。いまの日本に生まれてきて本当に良かった。平安はときたま心に思い描くだけで十分だ。
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養女玉蔓に対して父として振る舞おうか恋人としていい寄ろうか悩む光源氏。 いい気なものだが、自分でも自分をコントロールできずに苦悩するのは、いい気味です。 で、玉蔓の結婚のいきさつは、またしても省略されてしまいます。肝心なところをなぜ書かぬのか紫式部。秘するが花ってことですかね。...
養女玉蔓に対して父として振る舞おうか恋人としていい寄ろうか悩む光源氏。 いい気なものだが、自分でも自分をコントロールできずに苦悩するのは、いい気味です。 で、玉蔓の結婚のいきさつは、またしても省略されてしまいます。肝心なところをなぜ書かぬのか紫式部。秘するが花ってことですかね。 当時の読者なら、それこそ火を見るよりも明らかに想像できたかもしれませんが、現代の私には食い足りないところです。
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