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一休和尚大全(上)
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一休和尚大全(上)

一休宗純【著】, 石井恭二【訓読・現代文訳・解説】

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一休和尚大全(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/03/30
JAN 9784309230818

一休和尚大全(上)

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2011/08/18

一休宗純の作品とその来歴を、わかりやすい訓読と現代文訳で紹介した大著。 先生が買ってくださった本その2。 帯がやたらかっこよく、この帯を読むと、まるで一休さんが当時において孤高のカリスマであったかのようだ・・・(笑。決して間違っているわけではないのだが)。 私のはこの「一年か...

一休宗純の作品とその来歴を、わかりやすい訓読と現代文訳で紹介した大著。 先生が買ってくださった本その2。 帯がやたらかっこよく、この帯を読むと、まるで一休さんが当時において孤高のカリスマであったかのようだ・・・(笑。決して間違っているわけではないのだが)。 私のはこの「一年かけて一つのことを考える」の読書ノートでは、評価の☆をつけていない。 しかし論文を書き終わった今、活用した資料の数々について自分のために、覚え書きのようなものを残したいと思う。 一休の研究者はそれほど数が多くないらしく、何度も同じ人の名前を目にし、また文章を読んだ。 中でも私がよく目にしたのは、柳田聖山氏、市川白弦氏、平野宗浄氏のお三方であった。 このお三方は相当一休さんが好きらしく(笑)、文中でもそれを公言しているような印象を受けた。 しかし柳田氏と市川氏は、どうもその感情が前のめりになっているというか・・・正直に私の意見を言わせてもらえば、一休さんに夢を持っているようなところがあって、やや客観性に欠けており、研究者としてはあまり高い評価を抱かなかった。 ただし、柳田氏は詩の翻訳に関しては、そのロマンチスト(?)ぶりがいい方へはたらいたらしく、彼の『狂雲集』訳はなかなかユニークで、面白い出来だったと思う。 対して平野氏は、ありのままの一休の姿を探ろうと、また受け止めようとするような伸びやかさがが見られ、客観性が保たれている気がした。本人がはっきり「一休さんのこういうところはいただけない、けれどやっぱり私は一休さんのこういうところが好き」と言い切っている節々などから、気負いない姿勢で研究に臨んでいる様が見受けられ、私は彼の論文が好きであった。文章も平易でわかりやすく、理論的にもすんなり納得できることが多かった。 今泉氏は、『一休和尚年譜』を編纂しているくらいだから、一休に関して大家なのだろうと思うのだが、彼が一休の研究に心から粉骨砕身していたかというと、あまりそういう印象を受けなかった。この人、一休さんへの「好き好きオーラ」が感じられなかったのである(笑)。 というわけで、彼の文章は研究対象に対する思い入れというか、愛があまり感じられないという点で、私にはやや物足りないものがあった。文章もときどき「どうしてそうなった? さっきまでの話はどこへ行った?」と戸惑う場面があって、あまり初心者におすすめできる研究者ではないと思う・・・。 続きはこの本の下巻にて

Posted by ブクログ

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